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ケアマネ必見! 厳選おすすめ本をまるっと紹介

 本コーナーは、ケアマネ・福祉職に本当におすすめしたい本を、より詳しく紹介しています。目次や立ち読みページだけではわからない具体的な内容や特徴をまるっとお伝えします。
 「スキルアップのために本を買いたいけど何を選べばよいかわからない・・・」、そんな方もお気に入りの1冊が見つかるはず。ぜひ息抜きがてら、ご覧ください。


満月の夜、母を施設に置いて

この本を通して得られるもの

✅認知症の人を介護する家族の気持ちがわかる
✅介護の大変さ、介護の尊さに共感できる

 詩人の藤川幸之介氏がアルツハイマー型認知症の母親への介護経験を詩に綴っています。介護をする家族の苦悩や介護をすることで得た気づきなど、ストレートな言葉で語られます。実務書では学べない現実的な切なさや哀しさに共感できる専門職にもおすすめの1冊です。


ここが読みどころ

切なく、哀しく、優しい30の詩

 第1章は「母が、」、第2章は「父と、」、第3章は「息子は、」というタイトルです。認知症の母、妻が認知症になった夫としての父、父が亡くなり母の認知症が進行してから介護をはじめた息子。それぞれの言動を、息子である藤川氏の視点で真っすぐに伝えます。
 寝たきりの母に対して、「何もしてやれないもどかしさ」を感じる一方で、「何もしなくても、ただそばにいることが大切」と自分に言い聞かせる心の揺れなど、認知症の母との日常のなかで感じたこと、考えたこと、気づいたことをありのままに表現しています。

谷川俊太郎氏との対談も掲載

 詩集『二十億光年の孤独』で有名な詩人谷川俊太郎氏との対談を掲載しています。互いの家族との関係や詩を書くことの考え方、介護や母親との関係から得たものなどを率直にお話されています。お二人の優しい人柄と本質をつく物事の考え方に新たな視点を得られるのではないでしょうか。

おすすめポイント

❶松尾たいこさんのイラスト

 松尾たいこさんは、絵本や装画を手がけるほか、広告、CDジャケット、ファッションブランド、ミュージアムショップなどに作品を提供するなど、幅広く活躍をされているアーティストです。詩のイメージを膨らますカラフルなイラストにもぜひ注目ください。

❷ 綺麗事ではない現実を表現する言葉

 「そんなときがあった」という詩のなかには「母よ 私はあなたを殺してしまおうかと 思ったことがあった」というフレーズがあります。介護をしている人が心の奥に隠しもっているような言葉にできない思いを、詩という形で解放されています。介護をしている人、これから介護をする人、介護にかかわったことのない人、すべての人が純粋に介護や認知症について、感じ、考えることができます。

読者からの声

  • ・「介護をするなかで感じる素直な著者の気持ちが伝わり、涙が止まらなかった」(Y.Sさん)
  • ・「綺麗事ではない介護が飾らない言葉で表現されていて、胸に響きました。装画も素晴らしく大切にしたい詩集です」(U.Fさん)

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藤川幸之助=詩 / 松尾たいこ=絵 / 谷川俊太郎=対談

満月の夜、母を施設に置いて