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山口晃弘の超幸齢社会の最幸介護術

山口 晃弘(やまぐち あきひろ)

超高齢社会を実り多き「幸齢社会」にするために、
介護職がすべきこととは?
元気がとりえの介護職・山口晃弘が紡ぐ最幸介護術。

プロフィール山口 晃弘 (やまぐち あきひろ)

介護福祉士、介護支援専門員。1971年、東京都生まれ。高校卒業後、設計士、身体障害者施設職員を経て、特別養護老人ホームに入職し、介護職・生活相談員を務め、その後グループホームの管理者となる。
現在、社会福祉法人敬心福祉会 千歳敬心苑の施設長。著書に『最強の介護職、最幸の介護術』(ワニブックス、2014年)がある。

著書

『最強の介護職、最幸の介護術』
『最強の介護職、最幸の介護術』

「笑って」

 タレントの志村けんさんが新型コロナウイルスに感染し、ご逝去されました。

 子どもの頃から大好きなタレントさんでした。私たちが子どもの頃、志村さんからどれだけの影響を受けたか計り知れません。大人になってからも、志村さんにどれだけ笑わせてもらったか…。それによって、どれだけ元気をもらったか…。多くの人が、たくさんの恩恵を受けたはず。偉大な方です。心よりご冥福をお祈りします。

 志村さんの追悼番組や記事などを見て、本当に優しい人なんだと感じます。職業にするかどうかは別として、人を笑わせることに喜びを感じる人は優しい人だと思います。だって、わざわざ人を笑わせるのだから。

 忙しかったり、困難に直面したりすると人は心に余裕がなくなります。上手くいかないとイライラするし、落ち込むこともあるし、とにかく人に会うことや人と話すことが億劫になることもあります。

 それはどうしても態度に出てしまうものです。イライラしたり、落ち込んだりしているのを態度に出したところで、事態が好転することは絶対にありません。それをわかっていても態度に出してしまうことに、自分の愚かさを感じることがあります。

 いつもユーモアを忘れず、周りを明るくしたり、安心させたりできる存在になりたいです。人を笑わせるということは、相手を思いやるということだと思うのです。

 人間は誰でも順風満帆なときはよいことを言います。自分が試されるのは、苦しいとき、自分が追い込まれてしまったときに何を言うかです。

 どんな困難に直面しても、いつも笑顔とユーモアを忘れず、周りを明るくするリーダーでありたい。こんな時代だからこそ、人への思いやりを忘れたくない。そんな背中を見せ続けることがリーダーの役目であり、次世代を育てることになるのだと信じて、前を向いて行こうと思います。