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辻川泰史の介護事業経営に必要な考え方

辻川 泰史 (つじかわ やすし)

一期一会の出会いを大切にし、介護のプロとしてサービスを提供する辻川泰史さんによる、これからの事業所運営の指南ブログ。

プロフィール辻川 泰史 (つじかわ やすし)

1978年東京都生まれ。98年、日本福祉教育専門学校卒業。
老人ホーム、在宅介護会社勤務を経 て2002年、(有)はっぴーライフを設立(05年に株式会社化)。08年、(株)エイチエルを設立。現在、コンサルティ ング、講演、セミナーなどでも活躍中。
著書に『福祉の仕事を人生に活かす!』(中央法規、2009年)がある。
はっぴーライフHP
http://www.hl-tokyo.com/
対談ムービー http://www.youtube.com/user/2g66

将棋

 小学生のときに将棋を覚えました。スマホでゲームはしたことがないのですが、先日、飛行機で移動する際に将棋アプリをダウンロードしました。
 デイサービス等では、利用者様と将棋を指すことはありましたが、利用者様のペースに合わせるので、そんなにしっかりと対局はしていませんでした。アプリ、今回はAI相手の対局なので、数十年振りに、真剣に対局しました。初級者向けでしたが、3回とも惨敗でした。

 少しストレスを感じつつも、将棋を指して感じました。同じ駒の数、同じ動きにもこだわらず、どうしてこんなに差が出るのか? もちろん、深い読みや戦略もあるとは思いますが、相手から取った駒の活用の仕方が大きいと思いました。
 相手から取った駒を、的確に使う。将棋は自分の駒を相手に取られると、相手の駒になります。要は、自分の駒だったものが敵になるわけです。代わりに、自分が取った相手の駒は自分の味方になるわけです。
 経営でも、人間関係でも同様だと思います。今まで味方だったものが敵に、今まで敵だったものが味方に、味方だった駒が相手の駒になり、さらに自分が取り返すと再度、自分の駒になります。
 お前は敵だったから味方になっても使わないとなると、将棋は成り立ちません。許す、免ずる、受け止める等の概念に通じると思います。
 退職した職員が再度、戻ってくる。取引が頓挫した相手と、再度、一緒に仕事をする。疎遠になっていた友人と再度、親しくなる。過去にとらわれて過ぎることが時に良くないこともあると感じます。
 私自身も30代前半までは、「白か黒か?」という判断で動くことがありましたが、今は少し許容することも大事と感じるようになりました。
 久しぶりに将棋を指し、気づきが多くありました。早く中級に上がるよう頑張ります(笑)

 写真は私の部屋にある谷川九段に頂いた色紙です。


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