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相談援助職 必見! 社会保障制度 活用のポイント

第11回 高額療養費制度を押さえよう!

高額療養費制度とは

 1か月にかかる医療費が高額になりすぎる場合、不安を覚える人も多いでしょう。
 しかし、心配しすぎる必要はありません。医療費が一定の金額(自己負担限度額)を超えた場合、手続きをすることで、保険給付を受けることができます。その仕組みを「高額療養費制度」といいます。

金額の決まり方

 では、高額療養費として支払われる金額は、どのように決まるのでしょうか。
 基本の計算式は、
【窓口で支払った3割負担】-【自己負担限度額】です。
 自己負担限度額は、年齢や所得によって決まるため、高額療養費として支払われる金額もそれに応じて異なってきます(詳しくは、書籍『社会保障制度活用ガイド』をご確認ください)。

申請の流れ

 高額療養費の支払いを受ける方法は、大きく2つあります。1つは、「限度額適用認定証」を窓口に提出する方法、もう1つは窓口で3割負担を支払った後、手続きを行い、還付を受ける方法です。

限度額認定証を使う場合

限度額適用認定証を使わない場合

対象

 高額療養費の支給対象は、同一月(1日から月末まで)に、同一医療機関に支払った一部負担金が自己負担限度額を超えた場合です。入院時の食事代などは高額療養費の対象外となりますので、注意しましょう。

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