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和田行男の婆さんとともに

和田 行男 (和田 行男)

「大逆転の痴呆ケア」でお馴染みの和田行男(大起エンゼルヘルプ)がけあサポに登場!
全国の人々と接する中で感じたこと、和田さんならではの語り口でお伝えします。

プロフィール和田 行男 (わだ ゆきお)

高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。
特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は株式会社大起エンゼルヘルプ地域密着・地域包括事業部 入居・通所事業部部長。介護福祉士。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。

迎2024年 今年もよろしく

 元旦早々から、能登半島で地震が起こり大きな被害が出ています。また、羽田空港で航空機事故が起こりました。被災された皆さんに、この場をお借りしてお悔やみ申し上げます。

合掌

 僕の年末年始は「空白の数日間」となりました。
 というのも12月28日から1月1日までインフルエンザでぶっ倒れていたからです。年賀状も年末大掃除も年内に処理したかった書類系の処理も全く手つかず。
 今も、集中力を以ってコトにあたるのが、まだ回復しきれていないように思います。ブログの記事でさえ、文章を数分間考えていると席を離れたくなるからです。

 今年は「読み込みの年」と言っても過言ではなく、僕ら介護事業者にとって介護保険制度の改正をはじめ、災害時の事業継続計画の策定(BCP)など、読み込んで対応しなければならないことが目白押しです。
 特に、僕の所属法人では、グループ法人の一体化を進めていて各種ガイドライン(指針)の一本化を軸に、すべてのことについての見直しをはじめ、必要に応じて新設する作業を進めていますから、まさにまずは「読む・砕く・紡ぐ」が必要。
 だから、集中力の取り戻しは必須なんですが、僕の脳ちゃんがさぼろうとしてつい面倒なことから逃げようとするので闘いでもあります。

 さて、皆さんは今年何かに挑まれますか。

 僕は、かねてより興味をもっている「ボイス・トレーニング」とやらを受けてみたいなぁって思っています。
 今年も8月と11月にトーク&ミュージックライブをやらせていただくので歌がうまくなりたいとかではなく、研修や講演などで喋った後「声がなくなってしまっている感」をずっともっているからです。

 というのも、ずいぶん前に仙台での講演が終わった後、年配の女性の方がご挨拶に近寄ってきてくださり「和田さん、ステキなお話を長く多くの人々に聞かせてくださいね。そのためには、声を大事にしなさい」とご忠告くださったんですが、それがずっと心に残っていて且つ、ここにきて身に染みているからです。

 20歳代のころ合唱団に入らないかとお誘いを受け、少しだけ通い、「∮ハハハハ ハハハハハァー ハァー」なんていうのに取り組みましたが、どうも性にあわず、通っている時間がもったいなくなり止めちゃいましたからね。
 今年も、引き続き、僕がくたばるまでお付き合いいただけたら幸いです。よろしくお願いします。

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 2024年元旦、穏やかな朝を迎えたはずなんですが、夕刻になり、あんなことが起こるなんて…。
自然の脅威がいつ襲ってくるか誰にもわかりません。まずできることとしては「備える」しかないですね。気を引き締めます。