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辻川泰史の介護事業経営に必要な考え方

辻川 泰史 (つじかわ やすし)

一期一会の出会いを大切にし、介護のプロとしてサービスを提供する辻川泰史さんによる、これからの事業所運営の指南ブログ。

プロフィール辻川 泰史 (つじかわ やすし)

1978年東京都生まれ。98年、日本福祉教育専門学校卒業。
老人ホーム、在宅介護会社勤務を経 て2002年、(有)はっぴーライフを設立(05年に株式会社化)。08年、(株)エイチエルを設立。現在、コンサルティ ング、講演、セミナーなどでも活躍中。
著書に『福祉の仕事を人生に活かす!』(中央法規、2009年)がある。
はっぴーライフHP
http://www.hl-tokyo.com/
対談ムービー http://www.youtube.com/user/2g66

熊本視察

 私が主催しているデイサービス研究会のため、9月2日から3日にかけて熊本に行きました。2日には、熊本地震で大きな被害を受けた阿蘇に行きました。

 通常、熊本空港から1時間程で行ける距離ですが、1時間40分程かかりました。車のナビどおりに進むと、通行止めや道路の破損により、片側通行になっている個所などもありました。

 震災から約5か月です。報道など少なくなっていますが、まだ復興のための支援は大きく必要な状況です。

 3日には熊本市内に入り、小濱先生の研修の後に研究会を行いました。

熊本城の石垣です。

マンションの1階部分が潰されかかっています。
こういった建物が未だにあります。

 熊本にはデイサービス研究会のメンバーもいます。その際の様子を伺うと、地震の際は何が起こったかのか? 全く理解できず混乱したとのことです。私も何かできることはないか? と考え、いろいろと支援物資を送るなどしました。

 ものによっては、供給過多になり、かえって余ってしまい、置き場だけ取られてしまうということも多くあったそうです。こういった天災等に備えて備蓄していくことの重要さを再認識しました。また、家が全壊などしてしまい、引っ越しを余儀なくされた方も多くいたそうです。

 震災直後は、スタッフの出社も十分とはいえないなかで、3日間は不眠不休で経営者が中心となり、利用者様のケアにあたったとのこと。この介護の仕事の使命感、想い、理念が、こういった際に軸になり、乗り越えられるのだと感じました。熊本のメンバーが少しずつ以前の日常に近づいていることを見れて嬉しく感じました。

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