高室成幸のケアマネさん、あっちこっちどっち?
全国津々浦々、研修・執筆・アドバイザー活動を神出鬼没(?)・縦横無尽に展開する高室成幸さん(ケアタウン総合研究所)。
研修での専門職との出会いや、そのなかでの懇親的な現場を届けます。
- プロフィール高室 成幸 (たかむろ しげゆき)
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ケアタウン総合研究所所長。
日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』『新・ケアマネジメントの仕事術』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。
第510話「オンラインワークでケアマネジメントシーンはどう変わる?」
かつて私が14歳の京都の中坊だったころ・・・
あこがれは「カセットテープレコーダー」でした。
それもかなりの大型のスピーカー面が2つ、並列にあるのがとくに憧れでした。FMの音のいいこと・・・(^^;)。
ただ一つ、悲しかったのはそいつは私のモノではなく、金持ち系の友人のモノだったことです。
すみません、こんな昭和の匂いプンプンのエピソードを書いてしまって(^^;)。
10代の頃はカセットテープが憧れでしたが、まだまだレコードは主流でした。30回転のLP盤に45回転のSP盤。たしか、小学5年生(小学館)に手作りソノシートが付録にあったのを組み立てて鳴ったのには感動モノでしたね。
そして中学2年の頃には短波放送を聴くことがブームになりましたね。世界のラジオ放送をいかにジャックできるか・・・人気があったのがソ連のロシア語放送と北朝鮮の放送だったように思います。
ラジオのアンテナが一本仕様でなくジャイロ型のでかいものでした。
それから高校性になった頃にソニーのデンスケという小型のプロ用カセットレコーダーに憧れました。
やがて大学の頃に登場したのが持ち運びができるソニーの「ウオークマン」でした。
それからはほぼ三年ごとにウオークマンはどんどん小さくなりました。そしてそして「iPod」が市場に登場した時は度肝を抜かれました。
なにせただのちっちゃな白いマッチ箱かクッキーのような恰好なのですから・・・
それほどにテクノロジーの進化は華々しく、私の20代後半にはワープロが登場。当時、富士通の日本語の特性を生かした「OASIS100」シリーズの親指入力システムのワープロを購入したものです。(髙かったぁ・・・(>_<))
特徴はこのキーボードにありました!!!
ちなみに発売開始から40年、今年販売終了していたとのことです。
話はあっという間に20年が経過した現代・・・まさかテレワークをこの私がやろうしているなんて想像もしませんでした。クラウドのDropboxにアップしたデータを逐次ダウンロードして作業するワークスタイルを始めるなんて・・・。
それもこれもコロナウイルス感染の余波も余波なのです。
なにせ「三密回避」が至上命令になったわけですから。
これまでの研修は「ふれあい、情熱、相互成長」がモットーでした。ところが元気いっぱいにマイクで喋れば飛沫が飛び、ワークショップでお互いに話し合ってもらえば、これも飛沫が飛ぶ始末。
外の暑い空気を入れないために密閉したら、それこそ大問題。1時間おきに換気しろ・・・(>_<)。
コストのこともあり、かなりギュウギュウニ参加者を入れていたら、それこそ密室性+濃厚接触を誘発しているようなのですから。
ここは「三密回避」をするためにどうするか・・・
まさにそこにあらためて登場したのがICT技術とオンラインの会議システムです。とくに注目を集めているのが「Zoom」です。
これを会議だけでなくセミナー活用する、ワークショップに活用するためのチャレンジが全国で始まっています。
さらにほかのソフトメーカーも新しいマーケットの登場なので、こぞって開発しています。
なにしろ、写真のように編集の打合せもこのように動画で収録して参加できない人とシェアできるわけです。このICT技術が確実に日本のケアマネジメントを大きく変えることになると思います。
仕事の質が変わるのではなく、そこの基本は変わりません。
むしろ無駄やムリがなくなり、より効率的となり、利用者(家族)支援にしっかりと時間をかける「本来のケアマネジメント」をつくることができると思っています。
私はこの5月から月1回ペースで「ケアマネZoomミーティング」というゆるいしゃべり場を開催しています。
その第4回のテーマがまさにこれです。
みなさん、よかったら参加されませんか?
詳しくはケアタウン総合研究所のサイトかケアタウン総研の公式Facebookをご覧ください。
公式サイト http://caretown.com
公式Facebook http://www.facebook.com/caretown.jp