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山口晃弘の超幸齢社会の最幸介護術

山口 晃弘(やまぐち あきひろ)

超高齢社会を実り多き「幸齢社会」にするために、
介護職がすべきこととは?
元気がとりえの介護職・山口晃弘が紡ぐ最幸介護術。

プロフィール山口 晃弘 (やまぐち あきひろ)

介護福祉士、介護支援専門員。1971年、東京都生まれ。高校卒業後、設計士、身体障害者施設職員を経て、特別養護老人ホームに入職し、介護職・生活相談員を務め、その後グループホームの管理者となる。
現在、社会福祉法人敬心福祉会 千歳敬心苑にて人材育成担当。著書に『最強の介護職、最幸の介護術』(ワニブックス、2014年)がある。

著書

『最強の介護職、最幸の介護術』
『最強の介護職、最幸の介護術』

愛のバクダン

 先日、富山県にある社会福祉法人様から依頼があり、講師の仕事で富山へ行ってまいりました。北陸新幹線が開通してから、本当に便利になりました。東京からでも、約2時間半で富山まで行くことができます。
 しかし、受講してくださる方達は、通常業務を終えてからの参加になるので、当然講義は夜からになります。行きはよいよい、帰りは……この日も20時30分まで講義だったので、帰宅は深夜になりました。
 次の日も本業(施設での仕事)があるので、宿泊できないのが残念です。

 しかし、多少無理をしてでも、講師の仕事を続けることには理由があります。
 私は、難しい話はできません。私の講義は、決して学術的なものではないのです。
 終了後のメールなどいただいても、そこに出てくるキーワードは、「元気」「夢」これが最も多いですが、これが嬉しいです。

 子供の頃、アントニオ猪木さんや長州力さんに憧れて、私がそうだったように「人に元気や夢を与えられるような人間になりたい!」そう思っていました。プロレスラーになりたくて、空手も始めました。
 29歳で空手を引退した時、「私の夢はこれで終わった」と思っていました。しかし、今になってみれば、「こっち(福祉の仕事)だったのか」と思います。
 人に「元気」や「夢」を与えられる福祉というのは、ある意味そういう仕事でもあるのです。

 私の話は、介護現場で起きるヒューマンなエピソードが多いです。高齢者と介護職。人と人とが起こす奇跡。愛に満ちた話です。
 そんな話にニーズが多いというのは、きっとみんなどこかで愛を渇しているからではないでしょうか。
 介護現場は、本来ヒューマンな場所。しかし、昨今の人手不足により、業務に追われ、本来介護の醍醐味だったはずの「触れ合い」や「寄り添い」といったものが失われつつあります。だからこそ、私のヒューマンな話は「原点回帰」のような一種のカンフル剤になるのかもしれません。
 皆さんに必要とされるかぎり、この「愛のバクダン」を落っことしにいきます。

 眠れないこの街のど真ん中に、すれ違う人達のポケットに……
 世の中が、もっと人に優しくあるために、元気と夢を発信するために……

 やっぱり、「愛」がなくっちゃね!


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