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再録・誌上ケース検討会

このコーナーは、月刊誌「ケアマネジャー」(中央法規出版)の創刊号(1999年7月発刊)から第132号(2011年3月号)まで連載された「誌上ケース検討会」の記事を再録するものです。
同記事は、3人のスーパーバイザー(奥川幸子氏、野中猛氏、高橋学氏)が全国各地で行った公開事例検討会の内容を掲載したもので、対人援助職としてのさまざまな学びを得られる連載として好評を博しました。
記事の掲載から年月は経っていますが、今日の視点で読んでも現場実践者の参考になるところは多いと考え、公開することと致しました。


第2回 身体に障害をもつ老夫婦の生活をどう支えるか
(2004年9月号(2004年8月刊行)掲載)

スーパーバイザー

野中 猛(日本福祉大学教授)

事例提出者

Bさん(訪問看護ステーション・看護師)

クライアント

Cさん(夫・68歳・要介護2)とDさん(妻・68歳・要介護3)のふたり暮らし。

病名

Cさん:脳出血後遺症、てんかん
Dさん:慢性関節リウマチ

病状・経過について

Cさん:38歳にて脳出血をおこし、左片麻痺と構音障害となり、約3年間の入院を経て退院。平成12年8月から訪問診療と訪問看護、訪問介護を利用しながら生活している。平成14年7月にてんかん重積発作にて2週間入院。以後、てんかんに関する服薬も追加となる。麻痺があるため、歩行時のふらつきが著明で自宅内での転倒が多い。構音障害もすすみ、会話も聞き取りにくくなってきている。
Dさん:20代後半で慢性関節リウマチを発症し、その後車いす生活となる。入退院を繰り返し、20年ほど前に人工関節手術を受ける。その後、杖歩行になり、通院生活を続けていたが、車酔いが激しくなり、通院不可能となる。平成11年より訪問診療を開始。翌年、訪問看護も加わる。家事はできない。