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相談援助職 必見! 社会保障制度 活用のポイント

第17回 年金制度の基本をわかりやすく解説! 被保険者の種類を押さえよう!

①日本の年金の仕組みは?

 わが国に住む20歳以上60歳未満の人は、全員が制度に加入し、保険料(国民年金保険料)を納めることが義務付けられています(国民年金)。
 また、サラリーマンや公務員は、給料の額に応じて保険料や受給額が上乗せされる「厚生年金保険」に加入します。

②第1号被保険者って誰のこと?

 第1号被保険者に該当するのは、自営業者、農林漁業等従事者、第2号被保険者ではない労働者、学生、無職の人です。毎月、定額の保険料を納める必要がありますが、やむを得ず納められない場合は、免除や納付猶予を受けることができます。ただし、老後の年金額にも減ってしまう点に注意が必要です。

③第2号被保険者って誰のこと?

 企業等に雇用され、厚生年金保険に介入している人が該当します。保険料は、給料や賞与の一定の割合(18.3%)を加入者と事業主が折半し、源泉徴収して納付することとなっています。給料が高い人ほど納める保険料も多くなりますが、将来の給付も増える仕組みとなっています。

④第3号被保険者って誰のこと?

 第2号被保険者に扶養されている年収130万円未満の配偶者が該当します。個別に保険料を納める必要はありません。

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