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相談援助職 必見! 社会保障制度 活用のポイント

第13回 保険料を納められない場合、どうすればいい?

保険料を納められないと、どうなる?

 国民健康保険や後期高齢者医療制度で保険料を納めず、督促の通知にも従わない場合、有効期間の短い保険証(短期被保険者証)に切り換わります。それでも滞納を続けると、短期被保険者証を返還し、資格証明書が交付されます。
 以降は、医療機関の窓口に資格証明書を提示することになりますが、この場合、医療費をいったん全額負担することになります。

経済的な余裕がない場合は、減免を受けられることも

 収入がないなど、保険料を納める経済的余裕がない場合は、要件を満たせば、減免措置を受けられる場合があります。
 まずは市町村の国保担当課に現在の状態を率直に打ち明けて相談してみましょう。納付の仕方など、柔軟な対応がなされることもあります。まずは1人で抱え込まずに、相談してみることが大切です。

滞納に関する相談窓口の例

  • ・地域包括支援センター
  • ・市町村の生活困窮者自立支援窓口
  • ・市町村の国民健康保険担当課

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