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山口晃弘の超幸齢社会の最幸介護術

山口 晃弘(やまぐち あきひろ)

超高齢社会を実り多き「幸齢社会」にするために、
介護職がすべきこととは?
元気がとりえの介護職・山口晃弘が紡ぐ最幸介護術。

プロフィール山口 晃弘 (やまぐち あきひろ)

介護福祉士、介護支援専門員。1971年、東京都生まれ。高校卒業後、設計士、身体障害者施設職員を経て、特別養護老人ホームに入職し、介護職・生活相談員を務め、その後グループホームの管理者となる。
現在、社会福祉法人敬心福祉会 千歳敬心苑の施設長。著書に『最強の介護職、最幸の介護術』(ワニブックス、2014年)がある。

著書

『最強の介護職、最幸の介護術』
『最強の介護職、最幸の介護術』

ベスト58

 5月14日に発売された『週刊現代(講談社)』に特別養護老人ホームの特集が組まれていました。その中で、「入りたい特養ベスト58」という記事があり、私の勤務する特養千歳敬心苑が選ばれておりました。嬉しいです。

 もちろん、全国に9,700以上あるといわれる特養の中で、私たちの施設がベスト58に入る実力があるとは思っていません。ただ、このようなランキングに名前が挙がるようになったことは感慨深いものがあります。
 また、もうひとつ嬉しいのは、発行部数50万部と言われるような有名誌で取り上げられると、その名が広がることです。実際に、この号が発売されてから、問い合わせの電話、「入居したい」という電話、取材の電話が多くなりました。
 ありがたいのは、こうして施設内に人の目が多くなることです。しかも期待値を持って見に来る人たちの目ですから、私たち職員がその期待に応えられる実践をしていなければ、好意的な目はその逆になります。これがよいのです。

 かつて老人ホームは「姥捨て山」「何をしているのかわからない」と言われた閉鎖的な場所でした。「終の棲家」と言われる特養はなおのことです。
 第三者の目が入らないところは、劣化します。第三者から評価される機会がないと、従業員は緊張感をなくすのです。緊張感のないなかで、よいサービスは維持できません。
 今回、このように評価をされたことで、おそらくこれから世間の期待値は上がることでしょう。その目に耐えうる実践をしていくことで、私たちの介護サービスは進化を遂げるのだと思っています。

 進化した結果、最もその恩恵を受けるのが、ほかならぬ利用者様です。人生の後半を迎えている利用者様たち。質の高い介護を受ける権利がありますし、質の高いサービスのなかで、幸せな晩年を過ごしていただきたいと願っています。
 今回のありがたい評価は、そのきっかけをいただいたと思っています。この評価に恥じないよう、千歳敬心苑職員一同、より一層努力していく所存です。
 今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。

社会福祉法人敬心福祉会 小林光俊理事長と

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