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和田行男の婆さんとともに

和田 行男 (和田 行男)

「大逆転の痴呆ケア」でお馴染みの和田行男(大起エンゼルヘルプ)がけあサポに登場!
全国の人々と接する中で感じたこと、和田さんならではの語り口でお伝えします。

プロフィール和田 行男 (わだ ゆきお)

高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。
特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は株式会社大起エンゼルヘルプ地域密着・地域包括事業部 入居・通所事業部部長。介護福祉士。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。

夜通し「ゴミ溜め」トークショー


 先日、僕の中でも初体験ですが、19時~翌朝7時まで夜通し12時間のトークの会をもちました。 なかなかハードな会でしたが、朝まで残ってくださった方は10名程度で、その中でも完全に起きていた方は7~8名ほどでした。

 その中に脳の研究者の方もいましたが、実はウトウトされたようで、「次回はぜひとも昼間に!」と、その理由をマウス実験結果で教えてくれました。

 脳科学研究で年々解明されてきていることがあるというのは僕も少しは知っていますが、睡眠中にアミロイドβなど脳のゴミが除去されていることがマウス実験結果として明らかになってきているようです。

 以下、その方からいただいたメールです。

 抹消では、リンパ液が老廃物を回収して肝臓に送っていますが、神経細胞は免疫から隔離されている構造のため、リンパ液ではなく脊髄髄液と間質液が循環しています。
 そこで、アルツハイマー病の原因物質とされるβアミロイドをマウスの大脳皮質に注射して、いつどうなるかを観察したところ、睡眠中に脳内へ間質液が染み出してβアミロイドを除去していることが分かりました。

 つまり哺乳類では、主に睡眠中に脳のゴミが掃除されており、十分な睡眠は認知症予防になると考えられるようになりました。
 寝不足で頭がボーっとなるのは脳にゴミが溜まり神経細胞同士の情報伝達を邪魔しているからではないかとされています。

 また、マウスの実験は、ヒトを含めた哺乳類に共通している現象ではないかと考えられており、「認知症予防に睡眠が大事」の科学的根拠とみなされています。
 この研究は2013年にアメリカロチェスター大学で行われた研究です。
 ぜひ次回は昼間の時間でお願いいたします。

 わかったような気になりやすいわかんないことなので「なるほど」とは簡単に言えませんが、「睡眠とゴミ除去」は、「睡眠中は脳が処理する情報量が少なくなって余力十分だからゴミ除去に精が出せる」というように、間違っていたとしても自分なりの落とし方にできそうな話なので「フンフン」と聞けてしまいます。

 要するに、寝ないで起きていたんでは脳内のゴミが溜まるばかりで、アルツハイマー病罹患のリスクが高くなるということですが、睡眠不足は確実にゴミの除去に悪影響があることは間違いないようですね。

 そう考えると、20歳代の頃から睡眠時間4時間くらいの時がかなり多かった僕の脳内はゴミだらけなんでしょうね。
 もうひとつ、アルツハイマー病に罹患したけりゃ寝る時間を減らすと確率が上がるということですよね。

 十数年前認知症になることを目指した僕は、罹患への道がかなり明るい脳血管性疾患を目指し、身体に悪いことをやりまくりましたが、その中で実践していた「寝ない」というのは、脳血管性疾患だけではなくアルツハイマー病罹患への明るい道でもあったわけですね。
 よくわかんないなりに僕的追求は的を得ていたことが、何より嬉しいです。

写真

 見たまんまですが「簡易手づくりマスク」です。
 素材はキッチンペーパーで、うちの関係者が事務所で作っていたのでかっぱらってきました。
 下記は100円ショップのガーゼで作ったマスク。


 下記はハンカチで作った「ハンカチマスク」だそうで、これはネットで見たものを作ってみたようです。


 マスクが不足しているようですが購買にだけ頼らず、こういう時こそ知恵が出るもんです。