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ほじょ犬って、なあに?

橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。

プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。

著書

『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著(中央法規出版)

『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著
(中央法規出版)

第246回【これから宴会シーズン・・・】

 障害者週間が明けて数日が経ちました。12月は人権月間でもあることから、様々な場で、障害のある方々のことや、その他、多様な人たちが私達と同じ社会で生きているんだ!1人1人が大切な命ある人間なんだ!ということを考えるきっかけになると良いな~と思っています。
 先日も、盲導犬ユーザーさんと一緒に、人権月間の研修として横浜市内の小学校に出前授業に行ってきました。写真はその時の帰宅時にパチリ♪ ユーザーさんが「12月だし」ということで、クリスマスの衣装を着せてくれていました♪会場ではもちろん「かわいい~♪」の声援が飛んでおりました♪

小学校に行ったら、大人気だったわ♪

 さて、これから忘年会などの飲み会シーズン到来ですね!みなさん、体調気をつけて乗り切ってください♪(笑)
 そんな中、皆さんの職場や仲間に、障害のある方はおられますか? 以前から当会で発信しておりますが、障害理解は「飲み会が一番早い!」というカッコたるポリシーを打ち出しておりますが(笑) 言うはやすしですが、最低限のマナーと配慮は必要です。 今日はそのあたりに関する情報提供をさせていただきます。

 まず、車椅子の方がメンバーでいらっしゃったら、基本的にバリアフリーのお店を選ぶ必要があります。しかし、状況によっては、完全にフラットでなければならない!ということではありません。高さにもよりますが、2センチくらいまでなら、ご自身で乗り越えられる方が殆どですし、2段くらいの段であれば、仲間達3人が左右&後ろからサポートすれば、乗り越えることは可能です。次に店内の移動に関して、あまりに狭すぎると車椅子での移動が困難になりますが、80センチほどあれば、十分に移動できますので、ご安心ください。あとはイスですね。カウンター席などしかない状態では、乗り移り画難しい方には無理かもしれません。しかし、ソファー席や普通のイス席で、乗り移りたい車椅子ユーザーもいらっしゃるので、車椅子=イスには座らないという思い込みはなくしましょう。また、身障者用トイレですが、店舗内に無くても、近くのビルなどにあれば利用可能ですので、そのあたりの情報も同時に入手しておいていただけると助かります。
 せっかくの楽しい飲み会です!美味しいもの美味しいお酒、話題のお店に是非とも行きたいじゃないですか!お店のバリアフリー情報を上手に入手してお店選びしてみてください♪

 続けて、視覚に障害のある仲間が居たら、メニューを伝える時の工夫として、私はこんな風に考えます。「私が視覚障害者に選んであげる」のではなく、「視覚障害者と一緒に選ぶ」のです。まずはだいたいのお好みを聞きながら、「今日のおすすめは○○だって」メニューにある写真等があれば、その様子も随時伝えながら、「サラダどうします?何系が良い?」少し絞りこみながら、「メインはどんなのが好き?お肉系?魚系?」と・・・楽しくコミュニケーションとりながら、その方のご要望を聞きだし、一緒に選ぶ♪そんなサポートです。(サポートと言いつつ、こちらも楽しむ!←これ大事!)
 自分のもつ語彙力と表現力が全てですから(笑)なかなか、力量が試されます!やればやるほど楽しいですよ♪もちろん、自分の好きなものを頼むのも、忘れないで下さいね♪(笑)
 サポートする側が楽しんでいれば、サポートされる側は肩の力が抜けて、共に楽しめると思うんです。どうしても、視覚に障害のある方は、「食べやすいもの」を頼んでしまうそうです。それも少しつまらないですよね♪「食べにくい」ものでも、みんなで一緒に「食べにくいね~」って言いながら食べるのが美味しいのだと思います♪ぜひ、そんな空気作りしてみてください♪

 そして、聴覚に障害のある仲間が居たら・・・きっと、一番、想像するのが難しい種類の障害かもしれません。聴覚に障害のある方は、複数人での会話がとても苦手です。声が聞こえないわけですから、今誰が話しているのか?少しでも口元を見落としてしまうと、次にどこで誰が話しているのか?話題についていけなくなります。それでも、常に隣に座っている人に「今何の話をしているの?」を通訳してもらうのは、気が引ける・・・ということで、飲み会が苦手な聴覚障害者は結構いらっしゃいます。とっても残念なことだな~と思うのです。
 普段、コミュニケーションをとるのが難しい障害でもあるので、こういう時にこそ、普段聞けないような事を聞けるチャンスだったりするわけですから、こういう場でコミュニケーションとらない手はない!と思うのです。是非とも、どんな風に不便を感じているのか?現在はどうなのか?どういう改善方法があるのか?自分達にできることは何なのか?
 是非一度、考えてみるとともに、体験してみる機会を作っていただけると嬉しいです♪

 いわゆる私達が勝手に作った『健常者』という種類の人間が楽しんでいる、同じその空間に「同じように楽しめない」人が居ることはとても残念なことだと思います。是非とも皆さんで「一緒に楽しむためには何ができるだろう?」を考える、そんな時間にしていただけると嬉しいな♪ と思います。
 引き続き、当会でもINUNOMI企画していきますので、またご参加くださいませ♪

#補助犬 #ほじょ犬 #盲導犬 #介助犬 #聴導犬 #がんばれ補助犬 #当たり前 #補助犬同伴拒否0

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 是非、皆さんの様々なお声を、お寄せください。当会では、一緒に社会を更に更にステキに変えて行って下さるサポーターの皆さんを募集しております。お気軽にご連絡ください♪

ご寄付のお願い「日本補助犬情報センター」より

 当会のビジョンは、全国民が正しく補助犬法を理解することで、すべての人が安心して活躍できる社会を実現することです。補助犬ユーザーの社会参加推進活動、普及活動、最新情報収集、資料等作成配布、講演会・イベント等、当会の活動はすべて無償で行われております。
 皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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