私はこうして合格しました!
晴れて介護福祉士になった皆さんに、仕事をしながら勉強を続けるコツや効果的な勉強法、受験を仕事に活かす展望についてうかがいました。
第93回 杉本愛琴さん
杉本愛琴(すぎもと・まこと)さん
介護老人保健施設 新橋ばらの園
介護職員
読売理工医療福祉専門学校 介護福祉学科卒業
杉本さんが使った参考書
- 『書いて覚える!介護福祉士国家試験合格ドリル2018』 中央法規
- 『らくらく暗記マスター 介護福祉士国家試験2018』 中央法規
- 『クエスチョンバンク介護福祉士国家試験問題解説2018』 メディックメディア
杉本さんの合格までの道のり
- 杉本さんの必勝3箇条
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- 1.できるようになるまで解く
- 2.隙間の時間を活用する
- 3.仲間と共に学ぶ
介護福祉士国家試験を受験しようと決めたきっかけ
高校3年生で卒業後の進路に迷っていたときに、担任の先生から「人の役に立ちたい気持ちが強い杉本さんには介護が向いているよ」と介護の世界をすすめられました。高校主催の介護実習に参加させてもらったことがあり、そこで話すことしかできない自分を褒めてくれる利用者さんたちと出会ったことで、きちんと技術や知識のある国家資格をとれば、自分にももっとできることがあるのではないかと考えました。
いつ、何度目の試験で合格しましたか?
今年の1月に行われた第30回の試験で1回で合格しました。
試験のどれくらい前から受験勉強をはじめましたか?
2年生になった4月頃から受験勉強を始め、その時はテキストを読み直したり、問題集や過去問を解いたりしていました。夏休みの8月や冬休みの年末年始は特に集中して取り組みました。
勉強法を具体的に教えてください。
勉強時間はだいたい1日3時間くらいを目安に行い、時間が取れる時はなるべく机に向かっていました。はじめはテキストなどを使ってノートにまとめ、試験が近づくと過去問を解き、自分の間違えやすいものに絞って勉強していました。
また、6月と11月の2回、模試試験を受けました。
試験勉強中のエピソードなどがあれば教えてください。
勉強の範囲が広くてどこから手をつけたらいいか分からず、ただただ「やらなければいけない」量に面食らってしまって、自分の勉強のスピードで国家資格をとれるぐらいの知識を身に付けられるか不安になった時期がありました。そのときは勉強がまったく手につかず、机に向かうこともできませんでした。しかし、「せっかく勉強する機会があるのに、勉強をせずに落ちるのは嫌だ」と思い、少しずつでも続けました。
また、クラスメイト達と授業後に居残りをし、問題を出し合ったり、わからないことがあれば皆でその根拠をテキストや問題集などで探したりと協力をして学びを深めました。
「介護福祉士を受験する」と周囲の人たちに宣言しましたか?
宣言しました。家族が勉強をしている私に気を遣ってくれ、集中して勉強に取り組むことができました。
試験当日や前日に気をつけたことは何でしたか?
前日はノートなどにまとめた知識を振り返り、頭の整理をつけるだけにしました。体調管理には日頃から気を付けていました。
これから受験勉強を始めようとしている方、始めている方へのアドバイスをお願いします。
勉強の際に過去問を解き、自分はどんな問題で間違えやすいのか、どんなことを覚えているのか再確認することが大切です。自分のことを知っていれば試験の対策ができるので、落ち着いて勉強を勧めることができると思います。
現在の仕事内容について、教えてください
養成校を2018年3月に卒業し、4月から介護老人保健施設に介護職員として入社しました。まだ入社1か月です。
仕事のやりがいを感じるときはどのようなときですか?
今は仕事の流れを覚えることで精一杯な日々を過ごしていますが、そんななかで入居者様が私と話をすることで笑顔になってくれる時にやりがいを感じます。