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先輩ケアマネジャーからのアドバイス!

難関を突破して晴れてケアマネジャーの資格を取得した後、実務研修やケアマネ業務がスタートするまでの間にどんなことを準備しておくとよいのでしょうか。
先輩ケアマネがどんなことを実践していたのか、お話をうかがいました。


第6回:N・Oさん(居宅介護支援事業所(東京都)・ケアマネジャー)後編

ケアマネとしての勤務がスタートするまでにどんなことをすべき?
(1)まずは“広く浅く”知識を身につける

「見たことがある」「聞いたことがある」と思えることが大切

 法律や通知、制度、各サービス事業所の特徴、各種帳票の書き方……など、ケアマネジャーに求められる知識は膨大です。いきなりこれらすべてについて、その具体的な内容までマスターすることはできないでしょう。だからこそ、ケアマネジャーになりたての時期に必要なのは、「見たことがある」「聞いたことがある」といえる状態にあることだと思います。

質問を繰り返しながら学びを深める

 前回(第5回)も書いたように、私は基礎資格が歯科衛生士だったこともあり、ケアマネジャーという仕事について具体的にイメージができていませんでした。そのため、先輩のケアマネジャーがどんなにわかりやすく説明してくれても、その専門用語や帳票名が何を意味するのかがわかりませんでした。

 その苦い経験があるからこそ、初めの時期は広く浅く知識を身につけておき、先輩の説明していることが何となくでもわかることが大切だと感じます。「何がわからないのか」が明らかでなければ質問することもできませんが、「こんな内容だったはず」と思えれば、質問して理解を深めることができます。初めのうちはこうした経験を積み重ねていくことが大切だと思います。


(2)大切なのは、自分自身の支援を振り返ること

 一方で、気に留めておきたいのは、必ずしも先輩が教えてくれることがすべてではない、ということです。ケアマネジャーは一人で動くことも多い職種なので、経験が長ければ長いほど、その人独自のケアマネジメントの進め方になっていきます。もちろん、それはよい面もあるのですが、必ず正しいというものでもありません。

 初めのうちは先輩の見よう見まねをするので精いっぱいだと思いますが、仕事に慣れてきたら、あらためて自分自身の支援を見つめ直す機会を持っていただけたらと思います。

新任ケアマネに一言!

 まずは3年間、ケアマネジャーを続けてみてほしいと思います。私自身もそうでしたが、初めの3年は新しいことの連続で、戸惑ったり、悩んだりすることが多いかもしれません。ですが、3年続けると、ある程度の知識が身についてくるため、これまでとは違った景色が見えてきます。もしそこで「介護現場に戻る」といった決断をすることになったとしても、確実に残るものがあるはずです。経験を糧にしながら、活躍していってもらえればと思います。

第7回は12月28日(火)に掲載予定