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先輩ケアマネジャーからのアドバイス!

難関を突破して晴れてケアマネジャーの資格を取得した後、実務研修やケアマネ業務がスタートするまでの間にどんなことを準備しておくとよいのでしょうか。
先輩ケアマネがどんなことを実践していたのか、お話をうかがいました。


第5回:N・Oさん(居宅介護支援事業所(東京都)・ケアマネジャー)前編

歯科衛生士からケアマネへ

ケアマネジャーになったきっかけは?

 ケアマネジャーになる前は、歯科衛生士として10年ほど勤務していました。しかし、出産・育児などのライフイベントと仕事との両立を考えたときに、以前の職場ではそれが難しいと感じ、転職を考え始めました。そのときに出会ったのがケアマネジャーの資格でした。当初はケアマネジャーがどのような仕事か、具体的には知らなかったのですが、「新しい資格にチャレンジしたい」という思いと、「次の仕事にもつながるかもしれない」という思いもあり、受験に挑戦しました。

ケアマネジャーになって生活との両立はしやすくなりましたか?

 歯科衛生士も、ケアマネジャーも、必要ならば土・日曜日に関係なく、働かなければなりません。ですから、その点では大きな変化はありませんでした。ただ、今働いている会社は、私が就職した頃は発展途上で、育児や出産などに応じた制度もこれから整えていくという状況でした。そのため、会社も親身になって話を聞いてくれて、私が働きやすいように勤務を調整してくれたので、以前よりも働きやすさを感じました。

実務研修ではどんなことをしましたか?
感想も聞かせてください。

 正直にいうと、具体的なことはあまり覚えていません。私は基礎資格が歯科衛生士だったこともあり、ケアマネジャーという仕事について具体的にイメージができていませんでした。そのため、「ただ受けただけ」になってしまったのです。今思えば、実務研修が実務とどう結びつくのかをイメージしたり、学んだ内容を復習して知識として蓄積したりするなど、いろいろとすべきことは多かったなと反省しています。だからこそ、これから実務研修を受ける人には、「受けっぱなし」にならないように、と伝えたいです。

わからないことはそのままにしない

 基礎資格が介護福祉士の受験者さんなどは、職場にケアマネジャーがいるなど、実際の業務に携わっている人に相談しやすい環境にいると思います。実務研修でわからなかったことはその人たちに相談するなど、わからないことを放置しない習慣をつけることが必要だと思います。

第6回:A・Hさん後編は12月14日に掲載予定