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改訂 保育学生のための基礎学力演習
教養と国語力を伸ばす30Lesson

内容紹介

本書の特徴

 保育士を目指す学生向けの、国語力と教養を高めるためのワークブックです。30回分のLesson(1Lessonは基本4頁)で、保育でよく使う言葉、日本語の文法や使い方、文学作品等の音読、作文・小論文、一般常識・教養などの学習を通して、基礎学力を身につけることができます。今回の改訂により、各回Lessonにチャレンジ問題を追加しました。課題内容に沿って、笑いの要素もちりばめたイラストが入り、親しみやすい紙面となっています。

本書の活用法、利点

 長年、大学生・短大生に国語の指導を行ってきた執筆陣の経験を活かし、学生が間違いやすい言葉や、理解できていなかった言葉の適切な使い方など、若者の国語力の弱点を補強できる内容になっています。また、近年の学生は、教科書を「読めない、読んでも意味を取れない」「書けない、書くと不適切な文章になる」という人も少なくないそうです。本書には、優れた日本語表現である文学作品や名言、端的にまとめられた学生の作文・小論を多数掲載していますので、それらを何度も繰り返して読むことで、「よい文章」や「的確な表現」を学ぶことができます。活用法としては、授業で使う、在宅勉強での課題・宿題にする、合格した高校3年生に入学までの間に課題として出すなど、学校の状況に合わせた活用ができます。

編集者から読者へのメッセージ

 若者の国語力・読解力低下が指摘されて久しいですが、こうした力は一朝一夕には身に着かないものです。このワークブックでは、本来、高校卒業までに培ってほしい日本語力を高めることができます。学生が間違いやすい言葉や使用法を集めて学び直し、敬語や謙譲語など、使ったことも見たこともないような言葉に触れて、実習でも役立つ力を効率よく高めることができます。クイズのような問題を解きながら楽しく学んでいただくことができる教材となっています。また、誰でも名前ぐらいは聞いたことのある有名作家の文学作品(抜粋を掲載)も多数紹介されているので、本書をきっかけに興味を持ってもらい、読書の体験を広げていただくような取り組みも、学校・クラスで展開できると思います。

第1編集部 荒川陽子

主な目次

●Lessonの主な構成
①保育の言葉150 ②言葉のエクササイズ・チャレンジ問題 ③Let’s名文音読(文学作品等) ④文章作りのトレーニング(作文・小論) ⑤保育の蘊蓄あれこれ

●全体の構成
Lesson1~30(各4~6頁)、コラム8件、解答集

著者情報

編 著

馬見塚昭久(小田原短期大学保育学科准教授)
大浦賢治(小田原短期大学保育学科准教授)

執 筆

間野百子(小田原短期大学教授)