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和田行男の婆さんとともに

和田 行男 (和田 行男)

「大逆転の痴呆ケア」でお馴染みの和田行男(大起エンゼルヘルプ)がけあサポに登場!
全国の人々と接する中で感じたこと、和田さんならではの語り口でお伝えします。

プロフィール和田 行男 (わだ ゆきお)

高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。
特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は株式会社大起エンゼルヘルプ地域密着・地域包括事業部 入居・通所事業部部長。介護福祉士。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。

1年11月11日


 今週月曜日(11月11日)は、令和になって初めての「ぞろ目1年11月11日」で、切符に打刻された日付が「1並び」になります。

 写真は平成元年発売の切符です。
 鉄道マニア全開の頃は、こうした記念すべき時は切符を買うために走っていました。写真の入場券は大阪駅で、今じゃ懐かしの硬券で、しかも大阪駅開業115周年記念券です。

 マニアにとってはたまらない切符ですが、興味ない人にとっては単なる「使いものにならないゴミ」ですかね。
 月曜日が令和元年11月11日だと知ったのは、当日のお昼前で、それから段ボールを開けまくって探したら出てきた2枚です。

 もうひとつとっておきの「1並び」があるのですが、どこにしまったのか行方わからずでした。気持ちがよいほど1が並んでいるのでお見せしようかと探しました。小学校1年生の通知簿です。
 ほんと見事に1が並んでいました。ハハハ。当時は五段階評価で五が一番上でした。

 次の「ぞろ目は2年2月2日」「2年2月22日」ですが、ちょっぴり意識して世の中を俯瞰すると面白いかもですよ。

追伸
 中国のネット通販「アリババ」が年に一度やるバーゲン「独身の日」の1日で4.100.000.000.000円(間違ってないかな。4兆1千億です)を売り上げたと話題になっています。
 日本のネット通販楽天の一年間の利上げを上回る額ですから強烈ですが、人口比で考えると日本に換算すれば4000億円ぐらいですから、いかに市場がでかいかってことですよね。ちなみに中国の人口は約14億人。日本の12倍弱ですかね。

 それと同時に驚くのは、売り上げたモノ28億個のデリバリーのスピード。約300万人がそれに従事していたとか。
 報道で見ましたが、でっかい倉庫がほぼ機械化されているようで「ロボットがさばいている」って感じでしたね。
 また配達にはドローンが活躍しているようで、あれこれ規制の多い日本では太刀打ちできないであろう勢いに恐ろしさを感じたのは僕だけではないでしょう。

 というのも平和的な話で終われば「すごいね」だけなのですが、軍事的な面からみると、この人口、勢い、技術のどれもが脅威と言えば脅威ですからね。

 ちなみに一番人気は日本製だったとか。
 まだまだ「made in JAPAN」は捨てたもんじゃないってことなんでしょうが、昨今の後継者不足による技術力のある中小企業の廃業を耳にすると、近い将来、それも「made in 〇〇」に取って代わられるってことで、護るべきは護らないと衰退するばかり。
 介護業界も例外なくですね。