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和田行男の婆さんとともに

和田 行男 (和田 行男)

「大逆転の痴呆ケア」でお馴染みの和田行男(大起エンゼルヘルプ)がけあサポに登場!
全国の人々と接する中で感じたこと、和田さんならではの語り口でお伝えします。

プロフィール和田 行男 (わだ ゆきお)

高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。
特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は株式会社大起エンゼルヘルプ地域密着・地域包括事業部 入居・通所事業部部長。介護福祉士。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。

2018年!わくわく感満載の歳


 あけましておめでとうございます。
 いや、年が明けたことが目出たいわけではなく、こうして新しい年のご挨拶をさせていただける身に感謝し合えるということが目出たいのだと、改めて思わせていただけました。
 今年も面倒くさい和田行男ですが、旧年以上にお付き合いいただきますよう、よろしくお願いいたします。

 皆さんにとって、どんな年になりそうですか2018年は。
 今年は僕ら介護事業者にとっては三年に一度必ずやってくる改定年であり、しかも医療と介護のダブル改定ですからね。例年以上に多忙な四か月となりそうですね。
 僕のボスの口癖じゃないですが、改定は台風のようなもんで、オープンに見せてやってきますから、準備できますもんね。ありがたいことです。地震のように不意を打たれると厳しいですけどね。

 僕にとっては久々にワクワクの年になりそうです。

 というのも、昨年取り組んだプロジェクトで「クリエイティブなコトを競い合う世界的な大会」に挑むからです。
 僕のワクワクは「どえらい賞をいただくこと」ではなく、賞をいただければ世界に向けてメッセージを出せる可能性があるからです。ある意味、僕のこれまでの「婆さんズ解放運動」の集大成になるやもしれませんからね。

 昨年は、NHKの海外向け番組「Face to Face」(約150か国に配信)に出演させていただきましたし、注文をまちがえる料理店を通じて出したコメントが、名だたる海外放送局によって世界各地に発信されました(ちなみに取材を受けたアルジャジーラだけで150か国に配信)。
 僕の基本は「認知症になっても人として生きる姿で最期まで生きられるように支援することを追求する」ってことですが、認知症ケア先進国と言われてきた国を学びとしてきた人たちの「安心・案楽に暮らせるようにする実践」から見れば「とんでもないこと」で、端的に表している言葉が、平成13年頃によく言われた「認知症の人に家事をさせるなんて虐待だ!」でしょうかね。

 何としても世界の人たちに、日本の国が法律に掲げて目指す「尊厳を保持し、有する能力に応じて自立した日常生活を営むことができるように」と、その実践の向こう側にある「婆さんの生きる姿」と、それを実現する日本の介護職たちの先進性を伝えたいんです。
 それ以外にも今年は「これまでの自分」をぶち壊して、大げさにいえば、これまでの自分とは真逆の実践を職員たちと一緒に挑んでいこうと思っています。

 2018年は、2017年末までに出会った人たちとのコラボレーション具現化の年であり、その上でまた新たな出会いのある年となることでしょう。
 でもそれは2018年に限った話ではなく、毎年同じはずなのに、2018年を迎えて芽生えたワクワク感は、「これまでとは少し違った年になる」と断言できるほど、2017年にステキな出会いがあったってことですよね。

 いやぁ、年(時間)を重ねるのが愉しみやわぁ。
 今年もよろしく!

写真

 名古屋の今日元旦は、風は冷たかったですが快晴。
 思わず「あつたさん」まで初詣に出かけました。熱田神宮は名古屋の人にとってはベタなところですが、人出も屋台の華やかさも「お正月感」たっぷりなんですよね。