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和田行男の婆さんとともに

和田 行男 (和田 行男)

「大逆転の痴呆ケア」でお馴染みの和田行男(大起エンゼルヘルプ)がけあサポに登場!
全国の人々と接する中で感じたこと、和田さんならではの語り口でお伝えします。

プロフィール和田 行男 (わだ ゆきお)

高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。
特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は株式会社大起エンゼルヘルプ地域密着・地域包括事業部 入居・通所事業部部長。介護福祉士。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。

「願い実現可能かもチーム」づくり

 海の向こう、野球本場の地で日本人が歴史をつくる大活躍をしており、野球ファンならずとも「一目見たい」と思う気持ちが沸くのは無理からぬことですが、案の定、職員さんから「初秋、渡航して観戦したいので連続休暇をお願いしたい」との申し出がありました。しかも聞けば、自分自身の「〇歳メモリアル旅行として」とのこと。

 以前、ブログで書かせていただきましたが、イギリスの老人ホームで働いた経験のあるヤツの話によると、イギリスで介護の仕事は不人気で、その理由は日本とは違って「バカンス(長期休暇)がとれないから」だと。
 今から30年以上前、新規開設する特別養護老人ホームの面接を受けたときに、その開設準備に当たっていた施設長になる方から「和田さんは、特養での経験がおありなので教えていただきたいのですが、長期休暇がとれる職場にすることは可能でしょうか」と質問を受け、「僕は可能だと思っていますが、どんなチームにできるかですね」と答えました。

 ヨーロッパのバカンスは単位が違うので比較になりませんが、僕自身はずっと2週間~3週間程度の連続休暇がとれる介護事業所にしたい・しなければと思ってきましたので、法人の規模に関係なく職員さんから申し出があれば何とか実現しようと動きます。
 ただ、僕が関係する法人は人員配置基準が厳しい地域密着型事業が主流なので、特養とは比較にならないほど連続休暇を組み込むのは難しいのも事実ではあります。

 申し出のあった職員さん所属の事業所勤務表は僕が作成しているので、こういう申し出を受けると「よっしゃ!」と燃えてきますが、かっこよくそうは言っても職員数がギリギリなので、まずは用意周到に勤務をシミュレーションしてみました。
 予想通り他の職員さんが「どうしても以外の休み希望を控えていただく」ことや「いつもよりきついローテーション勤務への協力」があれば二週間程度の連続休暇は可能だということがわかりましたので、早速、まだ先のことではありますが、責任者に伝えて、職員さんの協力を仰ぐことで動き出しました。

 タイミング悪くその直後に家庭の事情で主力職員さんの退職話が出てきましたので「連続休暇を組み込む環境」は悪くなりましたが、「何とかする」と応えた以上、連続休暇希望者の希望は叶えるしかありません。
 他の職員さんの「外せない休み希望」がどの程度出てくるのか、それによって職員さん全体の勤務がどうなるか「?」ではありますが、「夢を叶えることを応援し合うチームづくり」は僕が歩み続けたい道(夢)でもありますし、職員さんたちから「可能にしてくれるかも」と思ってもらえる事業者でありたいので何とか乗り越えます。

 それにしても大活躍している選手のトレード話が報道されていたので気にかけていましたが、残留が決まって良かったですよね。ツアー申し込み後にトレードなんて、泣くに泣けないでしょ。ホッとしている人たちがたくさんいるんでしょうね。

追伸

 南方の島に行く直前、島に向かっていきなり台風が誕生。島への直撃は免れたものの、その影響で予定を大幅に変更せざるを得ませんでした。
 しかも、追い打ちをかけるように次の台風が発生し且つ、島直撃コース予報で、島の人たちは食料品等の買いだめ(あちこちのスーパーから物が消えていましたもんね)、船の陸揚げにと大忙しのようでした。
 島の皆さんに申し訳ない気持ちになるのは「嵐男」と呼ばれる僕のプライドなのかなぁ…。
 それにしても島の気温は31℃で名古屋36℃。島の人々が東京や名古屋に来ると暑がるはずです。
 岩手県在住のヤツが八幡平に行っ話によると「もう避暑地と呼べる地はないかも」と、その暑さを嘆いていました。

写真

 いつも「作家:自然さん」の作品に驚かされ、心揺り動かされ、いろんなことがあっても目にすると、僕は前向きになれます。