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辻川泰史の介護事業経営に必要な考え方

辻川 泰史 (つじかわ やすし)

一期一会の出会いを大切にし、介護のプロとしてサービスを提供する辻川泰史さんによる、これからの事業所運営の指南ブログ。

プロフィール辻川 泰史 (つじかわ やすし)

1978年東京都生まれ。98年、日本福祉教育専門学校卒業。
老人ホーム、在宅介護会社勤務を経 て2002年、(有)はっぴーライフを設立(05年に株式会社化)。08年、(株)エイチエルを設立。現在、コンサルティ ング、講演、セミナーなどでも活躍中。
著書に『福祉の仕事を人生に活かす!』(中央法規、2009年)がある。
はっぴーライフHP
http://www.hl-tokyo.com/
対談ムービー http://www.youtube.com/user/2g66

起業当時の思い出

 私が起業した場所は三鷹市です。
 三鷹駅のエスカレーターの下に行くと、思い出すことがあります。何かというと、もう15年も前のことです。9月に事業を開始しましたが、職員不足で悩んでいました。手製のスタッフ募集のチラシを作り、仕事が終わった後、また空き時間に、三鷹駅前で配布していました。

 約2か月間、毎日、行っていました(居酒屋の呼び込みの人とも仲良くなるくらいに……)。寒いなか、何度もめげそうになりました。
「起業なんてしなければ良かったのか?」「自分にはできないんじゃないか?」
 そんな後ろ向きな感情も沸いてきました。しかし、融資を受けて、資金も投じているので逃げ出すことはできません。少ないなりにスタッフもいるので、彼らの生活も考えなくてはいけない……。

 勝手に壁を作っていたと思います。
 しかし、こんなゲリラ的な戦略でも、登録ヘルパーに応募してくれた方がいました。二人も来てくれたのです。今は長崎に帰ってしまったH口さん、名古屋にお嫁に行ったK名さん。3年ほど、一緒に頑張ってくれました。

 無駄だと思うことでも、寒いなかで行動して配布したからこそ得られた縁だと思います。何でもそうですが、行動すれば状況は変わると思います。このときの経験が、「悩んだら動く」「迷ったら動く」「行き詰まったら、違うことをする」という、自分の行動指針になっています。

 今日、三鷹駅のエスカレーターを降りた際に、カフェの新規オープンのチラシを配っていたのを目にして、ふと15年前のことを思い出しました。
 当時は、経営も管理も何もわからずにいた状況です。辛かったのかもしれませんが、今、振り返ると、良い学び、経営者になるためのレッスンだったと思うことができます。

 辛い経験でも、自分のとらえ方、行動の仕方次第で、その物事の意味づけが変わると思います。