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現場のソーシャルワーカーからのメッセージ

第5回 児童養護施設で働く

社会福祉法人福島愛育園 児童養護施設福島愛育園
里親支援専門相談員 鈴木 文

児童養護施設での社会福祉士の仕事

 私の働く福島愛育園は令和4年2月16日で創立129年となる、瓜生岩子により創設された児童養護施設です。近年、社会的養護を取り巻く状況は大きく変化しており、「施設」から「里親」に移行され、施設による家庭的養護もより家庭に近い住環境や職員配置といった小規模化や専門性が図られています。児童養護施設には、日々の個別支援はもちろん、家庭支援、自立支援、里親支援、そしてアフターケアが求められ、地域とのつながりのなかでの支援も多くなっております。平成30年4月より、私は里親支援専門相談員として、施設の子どもだけでなく、里親委託されている子ども、そして地域で社会的養育を担っている里親の支援をしています。児童指導員、家庭支援専門相談員の経験を踏まえ、子どもや家族、里親に寄り添った支援を社会福祉士として心がけています。子どもの背景には、家族、地域があり、子どもの支援には権利の主体である子どもを真ん中に、家族を含めた地域での支援が必要不可欠と考えています。
子どもたちの未来のために、幸せのために、そして子どもたちの笑顔のために、私たちができること・・・、社会全体で子どもを育てていくことを地域の皆さんと考えていきたいと思っています。

新人社会福祉士さんに期待すること

 子ども家庭福祉分野で働かれている社会福祉士が増えてきていることを私は心強いなと感じています。子どもを支援しようとするとさまざまな分野の福祉についての理解、連携が必要だと思います。さまざまな分野で働く社会福祉士はそれぞれの専門性をもっていますので、互いの強みを活用することも大切です。「顔のみえる」関係性を構築し、有効活用することをお勧めします。子どもは、「どんな大人に出会ったかによってその後の育ち(人生)が大きく左右される」ともいわれます。これは子どもに限らず、誰にでもいえること。どんな支援者に出会ったか。皆さんを待っている人はいます。出会いから始まる支援。ぜひ、皆さんの経験だけでなく、皆さんらしさ(ご自身の強み)もプラスして、「待っているその人」に寄り添ってほしいと思います。
周りの先輩社会福祉士さんは応援してくれるはずです。私もその一人です。

今、読んでおくとよい書籍

 「ファミリーソーシャルワークと児童福祉の未来-子ども家庭援助と児童福祉の展望」(中央法規)は、子どもにとってかけがえのない家族について、また家族再統合について考えるとき、繰り返し読んでいました。
 「目でみる 児童福祉2021」(中央法規)は、子どもを取り巻く環境や社会情勢の変化に伴う施策など児童福祉の今を知ることができ、よりよい支援につながっています。
 「コミュニティソーシャルワークの新たな展開-理論と先進事例」(中央法規)は、「地域共生社会」という言葉を最近よく耳にするなかで、子どもから高齢者が暮らす地域について改めて関心をもつきっかけとなりました。

ファミリーソーシャルワークと児童福祉の未来
 -子ども家庭援助と児童福祉の展望

目でみる 児童福祉2021

コミュニティソーシャルワークの新たな展開
 -理論と先進事例

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