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私はこうして合格しました!

国家試験を突破して晴れて社会福祉士の資格を取得した皆さんに、効果的な勉強法や仕事をしながら勉強を続けるコツ、資格を仕事に活かす展望などについてうかがいました。

第79回 小林由紀子さん

第79回 小林由紀子さん
社会福祉法人喜寿福祉会 放課後デイサービス グリーンスクール秋葉台
(所有資格)社会福祉士、介護福祉士、介護支援専門員、社会福祉主事

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小林さんが使った参考書

見て覚える!社会福祉国試ナビ
いとう総研資格取得支援センター=編集
中央法規出版
書いて覚える!社会福祉士国試ナビ穴埋めチェック
いとう総研資格取得支援センター=編集
中央法規出版
社会福祉士国家試験らくらく暗記マスター
暗記マスター編集委員会=編集
中央法規出版
社会福祉士合格アプリ 一問一答+模擬問題+過去問題+穴埋め
(一問一答)
ファステップス

小林さんの合格までの道のり

日程勉強内容等
半年前~参考書+穴埋め問題
12月~受験対策講座+一問一答アプリ
1月試験当日
3月合格

小林さんが考える必勝3か条
  • 1.自己流ではなく、受験用の勉強法を行う!
  • 2.自分が一番集中できる場所や時間を見つけて無駄なく勉強!
  • 3.つらくても「ここで負けたら終わりだ」と、自分との戦いに負けない精神力をもつ!


今回は、放課後等児童デイサービスを行う事業所で代表をつとめている小林由紀子さんから合格体験談を伺いました。

受験のきっかけ

 恩師に「社会福祉に携わる仕事をするうえでは必要となる資格だ」とご指導いただき、受験を決めました。

 もともと、福祉の仕事を志したきっかけは、祖母が認知症だったことにあります。私には「認知症を理解できずに優しく関わってあげられなかった」という後悔があり、「認知症について勉強をしてみたい」と、仕事(他職種)をしながら介護の専門学校へ2年間通いました。

 その通った専門学校で、福祉について教えてくださった先生が恩師です。資格の取り方や就職後の働き方について、また今後の福祉などについて、現在でもご指導いただいています。

受験勉強スタート

 1度目の受験では、社会福祉士の資格を本当に取得したいという気持ちが湧かず、勉強をしたのは1か月間くらいで、全くの勉強不足でした。

 2度目は、試験の半年くらい前から受験勉強をスタートさせ、参考書を読み進めながら、問題を解きました。参考書は「社会福祉士国試ナビ」、問題集は「社会福祉士国試ナビ穴埋めチェック完全合格問題集」を使っていました。

 半年前からでも、「まだ試験日まで日にちがある」と思ってしまい、なかなか勉強をする気が起きませんでしたが、平日は1時間、休日は2時間ほどの時間を確保して勉強していました。

1か月前から、自分を追い込む

 12月を迎えても、あまり集中して勉強することができていなかったため、試験1か月前から追い込みをかけたのですが、苦労しました。自分の甘さに負けてしまいそうになりながら、睡眠時間を削って勉強しました。一言でいえば「根性」で乗り越えたと思います。

 この時期には、中央法規出版主催の最終チェック講座(講師:青木宏心先生)を受講し、一問一答アプリを毎日解いていました。

試験前を振り返って

 試験前日や当日は、体調を整えておくことは基本ですが、直前期は、悔いが残らないよう納得できるまで勉強することが大事です。そのために、勉強する時間をどう確保するかに気を配ったほうがよいです。

 仕事をしている以上、受験勉強をするということは、睡眠時間を削ることだと思います。そのため、受験勉強に手をつける前に、集中して勉強をする時間と睡眠時間をバランスよくとれる計画を立てるとよいです。

 自分が「受験勉強をして寝不足で大変だ…」というストレスをいかに少なくするかが重要で、休日を含め、バランスのとれた計画に沿って日常生活を送ることが大切だと感じました。

 また、勉強時間の確保が大変なのは自分だけではありません。それを頭に入れて、我流の勉強法ばかりではなく、受験対策講座などから効率的な勉強法を学んで取り入れることも合格への近道だと感じます。

現在の仕事について

 高齢者福祉に10年間携わり、現在は、障害をもった子どもの支援に関わりたいと思い、放課後等デイサービスで働いています。

 放課後等児童デイサービスでは、学校の授業終了後(放課後)に、障がいを持つ子どもたちが日常生活に役立つ力を身につけ、集団生活での対応ができるよう、個々の特性に応じた支援を行います。

 グリーンスクール秋葉台では、6歳から18歳までの、障がいを持った児童(就学している児童)を、放課後または学校休業日に施設で預かり、個別支援計画に基づいて、集団での余暇活動の中で、自立支援や日常生活の充実を図り、社会性を身につけられるような活動を提供しています。

 現在の仕事について1年経ちましたが、子どもの成長が垣間見えるときに喜びを感じています。

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