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介護福祉士のための、自分の介護を高めてくれるおすすめ本・映画!

介護業界は常に変化しています。
また、千差万別の利用者の介護では資格の勉強で習わないことにも多く直面するでしょう。
そこで、現場で働く介護福祉士のためのスキルアップにつながる書籍を紹介します。


第4回 接し方がわかる! 認知症について学ぶことができる本

認知症のある利用者に生活の主体者として人生を全うしてもらうためには、認知症の症状やかかわり方についての理解が不可欠です。
そこで、今回は「認知症」をテーマとした本を3冊紹介します。

『マンガ 認知症』
ニコ・ニコルソン,佐藤眞一(著)、筑摩書房

当事者・介護者の双方に寄り添う内容で「読めば心がラクになる」とウワサの本です。
認知症のある人によくみられる言動などを描いたマンガに、その理由や具体的な対応を心理学の知見から解説した文章が添えられているため、楽しみながら学びを得ることができます。

『認知症の人のイライラが消える接し方』
植賀寿夫(著)、講談社

介護の現場で18年働き、執筆当時にはグループホームの管理者をつとめていた著者は、「人間関係づくり」こそが認知症ケアの本質だと述べています。
この本では、認知症のある人との人間関係を築く方法を、実際のエピソードをもとに紹介しているため、介護現場で具体的にどのような取り組みをすればよいのかを学ぶことができます。

『認知症の人の心を知り、「語り出し」を支える──本当の想いを聴いて、かかわりを変えていくために』
大塚智丈(著)、中央法規出版

認知症のある利用者は、どのような想いをかかえているのでしょうか。
介護現場では「症状」ばかりに目を向けてしまいがちですが、本人を主体とした支援をするためには、まずは利用者一人ひとりの精神面に寄り添う必要があります。
認知症のある人に向き合う姿勢や技術を身につけておきましょう。

すべての人が認知症とともにあたりまえに生きる社会の実現のためには、私たち一人ひとりの意識と行動がとても重要です。
認知症をテーマとした本は、今回紹介したもの以外にも数多く出版されています。多くを学び、行動につなげてみてください。

次の更新予定は3月29日です。
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