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介護福祉士のための、自分の介護を高めてくれるおすすめ本・映画!

介護業界は常に変化しています。
また、千差万別の利用者の介護では資格の勉強で習わないことにも多く直面するでしょう。
そこで、現場で働く介護福祉士のためのスキルアップにつながる書籍を紹介します。


第3回 知る努力をしていますか? 障害について学ぶことができる本

障害をどのようにとらえるかは人によって異なります。
そのため、障害当事者やその研究をしている人の書籍を読むことで、より柔軟に障害をとらえられるようになるはずです。
障害のある人に適切な介護を提供するために、今回は「障害」をテーマとした本を3冊紹介します。

『新装版 愛、深き淵より。』
星野富弘(著)、学研プラス

40年の時を経て読み継がれる名著です。
頚髄損傷による9年間の闘病生活をつづった手記であり、障害とともに生きる姿勢や、生きる営みそのものについて実直に語られています。
星野富弘詩画集ネット】もあわせておすすめします。

『「感動ポルノ」と向き合う 障害者像にひそむ差別と排除』
好井裕明(著)、岩波書店

健常者の感動を呼ぶために障害者が利用されているという批判のなかで生まれた「感動ポルノ」という言葉は、日本テレビの『24時間テレビ』とNHKの『バリバラ』を巡り、大きく取り沙汰されました。
「感動ポルノ」という切り口から差別について考えてみてはいかがでしょうか。

『失った記憶 ひかりはじめた僕の世界──高次脳機能障害と生きるディジュリドゥ奏者の軌跡』
GOMA(著)、中央法規出版

意外と知られていない「高次脳機能障害」。見た目には「普通の人」に見えるからこその苦悩や困りごとがあります。
「ディジュリドゥ」という民族楽器の奏者であるGOMAさんは、事故をきっかけに高次脳機能障害となりました。この本は、記憶障害などの後遺症を抱えながらも復活を果たした6年半の軌跡を、日記や事故後に描きはじめた点描画などとともに記しています。
高次脳機能障害を深く知るきっかけとして読んでみてください。

今回は障害をさまざまな視点で考えるための書籍をご紹介しました。
これを機に、障害の種類ごとの詳細を述べた本にも手を伸ばしてみることをおすすめします。

次の更新予定は3月15日です。
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