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見直そう!苦手科目の勉強法

第2回 「障害の理解」の勉強法

 こんにちは。けあサポ編集部です。
 「手ごたえが良くなかった…」と落ち込んでしまい、試験直後には振り返りができなかった方も、気持ちを切り替えて、また少しずつ勉強に取り組み始めている頃かと思います。その際は、暗記とアウトプットの実践をバランスよく行うよう、心がけてみてください。


苦手科目こそアウトプット学習を!

 勉強というと、知識を覚える(=インプットする)ことをイメージしがちです。ですが、せっかく頭に入れた知識を試験本番で出す(=アウトプットする)ことができなければ、得点することはできません。
 得意な人の多い科目である「コミュニケーション技術」や「生活支援技術」は、覚えた知識を日々の仕事や生活の中で自然にアウトプットしているため、試験本番でもすっと頭から取り出せます。ですが、自分になじみの薄い事柄は意識して取り出さないと、すぐに思い出すことはできません。

苦手克服!その2~障害の理解~

 受験生の皆さんの多くは、高齢者を対象にお仕事をされているかと思いますので、「障害の理解」の内容はなじみが薄く、苦手に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 この科目では、障害の概念、医学的側面の知識を中心に、心理的側面から支援にかかる制度まで、多くの分野にわたって出題されます。

 医学的側面の知識については、例年障害の種別(身体障害・知的障害・精神障害・発達障害・難病)を変えながら、具体的な特性や症状に関する内容が出題される傾向にあります。特にここ数年、「難病」についてはほぼ毎回出題されていますので、「パーキンソン病」や「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」など、試験によく出る疾患の特徴はしっかり押さえましょう。

 支援にかかる制度については、前回解説した「社会の理解」でもよく出題されるため、そちらでしっかり覚えておけば、この科目でも得点しやすくなり、一挙両得です。
 また、地域生活支援の観点から、さまざまな機関や人たちとの連携や、身近で介護を行う家族への支援についての出題も増えています。社会資源(フォーマルサービス・インフォーマルサービスの違いなど)、家族への支援(レスパイトケア、ヤングケアラー問題など)についても、関心をもっておくとよいでしょう。

 いかがでしたでしょうか。覚えたことをすぐに取り出せるように、苦手な科目こそ何度も問題を解いてみましょう。練習なら、たくさん間違えても大丈夫です!