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受験対策講座

保育士・筆記試験の合格率は20%前後で難関といえます。この狭き門を突破するためには、ポイントを押さえた効率のいい学習が不可欠です。このコーナーでは、近年の各科目の出題傾向や今後の対策について、その秘訣をガイドします。
※毎週火曜日更新!

第1回 保育士資格の魅力と国家試験試験対策について

橋本 圭介(はしもと けいすけ)
ヒューマンアカデミー通信講座・保育士講師、学校法人三幸学園大宮こども専門学校専任講師。
長年、保育士試験対策の講師をつとめる受験対策のプロ。

幅広い保育士の活動分野

 保育士は保育所をはじめ、地域型保育事業の小規模保育や家庭的保育、社会的養護関係施設の児童養護施設、乳児院、障害児分野の児童発達支援センターなど、幅広い分野で子どもの保育を行う専門職です。女性の社会進出とともに保育所等の利用率は増加の一方で、保育士へのニーズや期待も高まっています。
 子どもの笑顔と接することができる、働くママ・パパをサポートすることができる、自らの子育て経験を活かすことができる、やりがいのある仕事です。
 ぜひ、子どもや子育てを支える専門職として保育士を目指していただければ幸いです。




保育士国家試験の出題傾向

 保育士国家試験の近年の出題傾向は、科目によって多少のばらつきはありますが、あまりレアな問題が少なく、保育士として知っておくべき事項や現場で必要な内容からの出題が多いと感じます。
「原理」関係の科目として「保育原理」「教育原理」、「福祉」関係の科目として「社会的養護」「子ども家庭福祉」「社会福祉」の計5科目があります。学習を進めていくと、この5科目の共通する内容が明確になり、1つの大きな分野として捉えられると思います。
 また、「専門科目」関係として、「保育の心理学」「子どもの食と栄養」「子どもの保健」「保育実習理論」があります。専門科目として独立しているように見えますが、例えば、子どもの発達については、「保育の心理学」や「子どもの保健」で取り上げられるなど、各専門科目で関連した内容があります。
 保育士養成校では保育所実習が必須科目ですが、国家試験では保育所実習がなく、「保育実習理論」科目では、実習に則した内容が問われます。筆記試験においても音楽、造形、言語表現についての知識が問われます。
 まずは、上記の各科目の筆記試験合格を目指しましょう。筆記試験に合格した後、実技試験を受験することができます。実技試験は、「音楽に関する技術」「造形に関する技術」「言語に関する技術」の3分野から2分野を選択します。詳細は一般社団法人全国保育士養成協議会の受験申請の手引きをご参照ください。

保育士国家試験の学習にあたって

 ここで、「橋本メソッド ~一発合格のために~」の学習方法を少しだけお知らせします。

■学習にあたって■
  • メソッド① 一年で、できれば一回で筆記試験突破のイメージをもつ。
  • メソッド② テキストは厳選する。新しいもの(今なら2022年版)を使用する。
  • メソッド③ 「保育原理」から学習スタート。「保育原理」は日本の保育の基本的な考え方
         について出題されます。保育を学ぶ上での基礎中の基礎といえます。




各科目の重要ポイントと学習方法

「保育原理」

 「保育所保育指針」は何度も読みましょう。まずは、一度通読して、規定されている項目を知っておく必要があると思います。保育所の現場ではこの指針に沿って、保育指導計画が立案され、保育が実践されます。「保育原理」科目では全20問出題中、10問以上が「保育所保育指針」から出題されます。保育所保育の法的拘束力ある重要な指針の一つです。

「教育原理」「社会的養護」

 「教育原理」と「社会的養護」は抱き合わせ科目です。この2科目はともに10問ずつの出題で、両科目とも満点の6割以上得点して両科目合格となります。どちらか片方のみ6割以上得点しても合格になりません(両科目とも不合格)ので、この2科目は早い段階で合格しておきたいところです。
 「教育原理」では「幼稚園教育要領」は必須事項です。「社会的養護」科目は、親と暮らせない子どもたちを国家責任で養育するためのシステムです。

「子ども家庭福祉」「社会福祉」

 「社会福祉」は、関連する法令が広く、また相談援助分野ではカタカナ語が多くとっつきにくい科目でもありますので、時間をかけて丁寧に学習することをお薦めします。「子ども家庭福祉」は、「社会福祉」と合わせての学習が効果的です。

「保育の心理学」「子どもの保健」「子どもの食と栄養」

 「保育の心理学」は、保育における発達心理学が中心です。心理に関する基本的な理論や学説、発達に伴う心理面の変化、言葉や社会性の発達などについて学びましょう。
 「子どもの食と栄養」では、栄養素や糖類などの栄養学の基礎的な部分が出題され、保育士としても身につけておきたい内容です。
 「子どもの保健」では、子どもの心身の健康や体調不良への対応、感染症対策など、保育士個人や保育所としての取り組みについて学びましょう。

「保育実習理論」

 「保育実習理論」は、音楽、造形、言語、保育所保育・児童福祉施設と幅広く出題されます。音楽が苦手な方は、音楽の基本がわかる教材を使って学びましょう。実際に音を出しながらだと効果的です。事例問題では実習生になったつもりで学習しましょう。

合格を目指して!

 全体の流れとしては、「合格テキストで頻出事項を理解」⇒「合格問題集で問題にチャレンジ」⇒「一問一答で理解しながら仕上げ」が挙げられます。
 保育士国家試験は全9科目ですが、幅広く出題があり、学習にもある程度時間が必要です。各科目の基本事項、頻出内容をしっかり学習することで合格点をクリアすることができると思います。
 本けあサポ「受験対策講座」では、各科目の受験対策のプロが近年の出題傾向や今後の対策について解説し、受験される皆様をサポートしていきたいと思います。
 保育士試験合格を目指して一緒にがんばりましょう!!

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