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ケアマネジャー試験スタートアップ講座

水頭正樹(みずがしら・まさき)

~「メダカの学校」入学編

ケアマネ試験対策の人気YouTube チャンネル「メダカの学校」とのコラボ企画。
この講座(全4回)では、ケアマネジャーを目指そうと考えている人に向けてケアマネ試験の概要や受験勉強の進め方を紹介します。2024年10月に行われる第27回ケアマネ試験に向けてスタートダッシュをきりましょう!


4時間目 どこから勉強すればいいの? 受験勉強の始め方

「範囲が広くて何から取り組めばいいかわからない」
「勉強してもなかなか頭に入ってこない」
毎年、このようなメッセージを受験される方からいただきます。

今回は「ケアマネ試験の勉強法」についてお話しします。
誰でも簡単に実践できるものをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

①仕事にかかわるテーマから取り組む

ケアマネ試験の受験者は、仕事をされている方がほとんどです。

働きながら試験勉強をする方におすすめなのが、仕事にかかわりがあるテーマ(「保健医療サービスの知識等」や「福祉サービスの知識等」)から取り組む方法です。
自分の知識を活かすことができるので、まったく知らない内容から勉強を始めるよりも最初のハードルが低くなります。
また、勉強して得た新たな知識が仕事のほうに活かせると、勉強のモチベーションも保ちやすくなります。

過去問やテキストの一番目に「介護支援分野」があるからといって、必ずしもこの分野から勉強する必要はありません。
まずは取り組みやすそうなテーマから始めて、勉強する習慣をつけていきましょう。

②過去問を解くことから始める

合格者に勉強法を聞いてみると、「テキスト(参考書)を読むよりも先に過去問を解いた」と答える方が多いです。
実際、過去問を解くことで出題傾向やポイントがわかり、対策を立てやすくなります。

ただ、いきなり過去問を解くと、知識がないため問題の意味がわからないことが出てきます。
そこで、一気に問題を解くのではなく、「2問解いたら答え合わせをしてすぐに解説を読む」など、スモールステップで学習するのがコツです。

問題を解いたら間違えたところをテキストで確認したり、わからない語句を調べたりして知識にしていきましょう。

テキストの読み込みから始める学習法がNGとは言いませんが、テキストはページ数も多く読むのに時間がかかります。
試験に出題されにくいところでつまずいてそこに時間をかけるのも試験勉強の方法として効率がよくありません。

もう少し手前のケアマネ試験の全体像を知りたい方や「いきなり問題を解くのはちょっと…」という方は、簡単に読める入門書(初学本)にくり返し目を通すことをおすすめします。

③間違えた問題を単語帳に書く

最後は、私の勉強法になります。同じ勉強法で学習し、合格した方もいらっしゃるのでご紹介します。

まずは単語帳を用意します。
過去問に取り組んだら、間違えた問題を単語帳に書きます。正誤を間違えた問題文だけを取り出していくのがポイントです。
そして、その問題を解きます。解けた問題は単語帳から外していき、苦手な問題は単語帳に残ります。こうすると、苦手なところを集中して勉強することができます。

以下の動画では、単語帳を使った勉強法をくわしく紹介しています。

ノートではなく単語帳を使うことで持ち運びもしやすく、スキマ時間を使って学習できます。
移動時間や仕事の休憩時間にも使えるので、勉強時間を確保しやすくなります。

今回お話しした方法を参考に、アタナ自身が「毎日続けることができる勉強方法」を見つけてみましょう。

ケアマネ試験の受験を考えている人にオススメ!

1テーマ10分! サクッとわかる
ケアマネ試験スタートブック2024

判型:A5
頁数:200頁
価格:1,650円(税込)
発行日:2023/11/20

水頭正樹(みずがしら・まさき)
主任介護支援専門員。長崎市介護支援専門員連絡協議会広報委員長。 2020年に YouTube チャンネル「メダカの学校」を開設し、ケアマネ試験対策に関する動画を投稿している。チャンネル登録者数は2万人以上。2023年からケアマネ試験対策オンラインセミナーも行っている。