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ケアマネジャーの実務に就く前に
おすすめの書籍・映画etc.

ケアマネの現場に出る前に、アタマとココロの基礎体力を養っておきましょう。
今の時期におすすめの書籍や映画を先輩ケアマネジャーに紹介していただきました。


第9回

プロとして知っておきたい! 介護保険のしくみと使い方
(「ケアマネジャー」編集部編、中央法規出版)

「介護保険制度は複雑!」
ケアマネジャー試験の勉強をしていて、そんな印象をもったのではないでしょうか。
専門家が複雑に思うことは、利用者さんやご家族にとってはもっと難解です。
この本には、インテークの場面等で利用者・家族に介護保険制度をわかりやすく説明するための材料が詰まっています。
「説明」と一言でいっても、相手に合わせた説明が必要ですよね。
どのような言葉を使えば、より相手に伝わりやすくなるのか。みなさんの“説明力の原石”を磨くのにピッタリの一冊です。(M・M)

ケアのカリスマたち 看取りを支えるプロフェッショナル
(上野千鶴子著、亜紀書房)

『おひとりさまの老後』の上野千鶴子先生が、看取りのプロである介護・看護・医療の専門職11名に現場の活動を尋ねた対談集です。
最後に人を見送る、人を看取ることを、さまざまな職種の方が丁寧に語られています。
看取りは、新人さんたちも現職場で体験されているかもしれませんが、いろいろな視点や考え方があることを知ると、きっとこれからの活動に活きると思います。
何より、「プロの仕事とはこんなに素晴らしいんだ!」「これぞ、ザ・専門職!」と言いたくなるエピソードが満載です。
これから新たな仕事のスタートを切るにあたって、自分も「こうありたい!」と思える本だと思います。(M・N)

エンディングノート(砂田麻美監督)

がんの宣告を受けた一家の父が自らの人生を総括し、家族へあてた“エンディングノート”を残すまでの姿を軽妙なタッチでつづったドキュメンタリー。
重度の胃がんが発見され、自身に「自らの死の段取り」を課すことになる「お父さん」を、実の娘がその最期の瞬間まで記録した秀作です。
私はこの映画を観て、改めて事前の意思決定(ACP)がどれほど大切かを感じさせられました。(M・H)

第10回(最終回)は12月24日に掲載予定

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