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ケアマネジャーの実務に就く前に
おすすめの書籍・映画etc.

ケアマネの現場に出る前に、アタマとココロの基礎体力を養っておきましょう。
今の時期におすすめの書籍や映画を先輩ケアマネジャーに紹介していただきました。


第2回

聞く力~心をひらく35のヒント(阿川佐和子著、文春新書)

あの阿川佐和子さんの本。
ハウ・ツー本といえるかもしれませんが、新人さんはハウ・ツーから入ってもよいのではないかと思います。
私はインタビューの大切さ、醍醐味を感じました。
気楽に読めますよ。阿川さんのお顔も浮かんでくるし(笑)。(N・S)

満月の夜、母を施設に置いて(藤川幸之助著、中央法規出版)

非常に内容の濃い作品です。
認知症の人を見守る家族の心情や葛藤がリアルに描かれています。
現場の最前線で頑張るケアマネだからこそ、ご家族のリアルな葛藤に耳を傾けることが大切です。
ついつい知識や技術に走ってしまいがちですが、この本はそんな時に「グイッ!」と引き戻してくれます。
ぜひ手元に置いて、現場に出てからも時々読み返してほしい本です。(R・K)

ツナグ(平川雄一朗監督)

この映画は、死んだ人と生きる人の再会を仲介する使者“ツナグ”の見習いをつとめる高校生の物語です。
この映画では、人生の最終段階に立たされたご本人が、さまざまな関係性のなかで生きてきたこと、そして旅立っていくことの意味と、それを見送る家族・友人など親しかった人の声にならない言葉が、「使者との再会」という1度きりの奇跡を通じて描かれていきます。
そのなかでは、同じ旅立ちでも、ひとそれぞれに意味があること、生きざまも違うこと、残された人にも伝えられなかった言葉があることに気づかされます。
そんなさまざまな出会いと経験を通じて成長していく使者の姿は、これからケアマネジャーとして歩んでいく自分自身と重なる部分も多いはずです。(S・A)

第3回は11月5日に掲載予定

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