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先輩ケアマネジャーからのアドバイス!

難関を突破して晴れてケアマネジャーの資格を取得した後、実務研修やケアマネ業務がスタートするまでの間にどんなことを準備しておくとよいのでしょうか。
先輩ケアマネがどんなことを実践していたのか、お話をうかがいました。


最終回:S・Oさん(居宅介護支援事業所(神奈川県)・ケアマネジャー)後編

実務研修をケアマネ仲間を増やす機会に

実務研修中の心構えを教えてください。

 ケアマネジャーとしての心構えや業務の流れなど、これからケアマネ業務をしていくにあたっての基礎となる部分の習得に力を入れるのがよいと思います。就職してからはケアマネジャーとしての最低限の知識は身についているものとして扱われます。この貴重な機会を無駄にしないよう、わからないことはどんどん質問して、知識を自分のものにしてください。
 また、ケアマネジャーの仲間を増やすという点でも実務研修は重要です。ケアマネジャーとして働き始めると、他事業所のケアマネジャーと話す機会はあまり多くはありません。さまざまな情報を交換できるようなコミュニティをつくる場としても最適だと思います。

ケアマネジャーとしての実務がスタートするまでにどんなことをすべきでしょうか?

 実務研修で学んだことを振り返りながら、ケアマネジャーの一連の業務をあらためて学び直しておくとよいのではないでしょうか。
 また、ケアマネジャーにとってパソコン業務は必須です。文章を書く機会も多いので、タイピングの練習をしておくと役立つと思います。

これからケアマネジャーになる方に向けて一言お願いいたします。

 ケアマネジャーは、利用者の生活全般を支援する専門職です。そのため、責任や負担も大きい仕事ですので、帳票管理なども含め、一つひとつの業務を丁寧に行うことが求められます。
 一方で、利用者や家族との関係をつくるなかで、感謝の言葉をいただく機会も多く、やりがいのある仕事でもあります。
 ケアマネジャーとして長く働き続けることが、利用者や地域に貢献することにつながり、その過程で自分が果たすべき役割も見えてくると思います。末永くともに頑張っていきましょう!