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山口晃弘の超幸齢社会の最幸介護術

山口 晃弘(やまぐち あきひろ)

超高齢社会を実り多き「幸齢社会」にするために、
介護職がすべきこととは?
元気がとりえの介護職・山口晃弘が紡ぐ最幸介護術。

プロフィール山口 晃弘 (やまぐち あきひろ)

介護福祉士、介護支援専門員。1971年、東京都生まれ。高校卒業後、設計士、身体障害者施設職員を経て、特別養護老人ホームに入職し、介護職・生活相談員を務め、その後グループホームの管理者となる。
現在、社会福祉法人敬心福祉会 千歳敬心苑にて人材育成担当。著書に『最強の介護職、最幸の介護術』(ワニブックス、2014年)がある。

著書

『最強の介護職、最幸の介護術』
『最強の介護職、最幸の介護術』

絶対に笑ってはいけない?老人ホーム24時

 明けましておめでとうございます。
 昨年中は大変お世話になり、ありがとうございました。
 本年もよろしくお願い致します。

 皆さん、年末年始いかがお過ごしでしたか。
 大晦日のテレビ番組で、毎年人気なのが、『笑ってはいけない』シリーズですね。
 視聴者は笑っていいようなので、私も大笑いしながら見せていただきました。

 私の勤務する千歳敬心苑に女性入居者のМさんという方がいます。
 この方は、11月に手術のため入院し、術後の状況から「年内の退院は難しい」と言われていました。
 この年も残り一週間となったクリスマス。入院中のМさんの病室に現れたのは、女性介護職員の二人でした。
 「メリークリスマス!」突然のサプライズに驚くМさん。そしてお見舞いに来ていた娘さまお二人。
 驚いた後は、職員二人の仮装に大爆笑!
 「その格好で施設から来たの!?」「その格好で受付通って来たの!?」
 「もちろん!クリスマスだもん!」
 これもマルチな介護職のスキルでしょうか。

 実はこの時期、Мさんの言動に娘さま達は「認知症になってしまったのではないか」と心配していました。二か月にわたる入院生活で、会話も少ない。刺激もない。娘さま達がお見舞いに来る度、Мさんの言動はおかしくなっていたと言います。
 しかし、クリスマスに職員達が現れたことによって「施設に帰りたい!という気力がすごい!」と娘さまが驚くまでになりました。
 そして、年末滑り込みセーフで退院することができ、施設で年越し、お正月を迎えることができました。

 帰ってきたМさんは、良くお話して、良く笑っています。
 介護職の人はよく「お年寄りに笑顔になってもらいたい」と言いますね。
 それはもしかしたら、老人ホームという所に笑顔が少ないからかもしれません。
 笑顔どころか、笑うのを我慢するのがゲームになるような老人ホーム。
 そんな老人ホーム・・・ちょっとイケてますよね。


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