メニュー(閉じる)
閉じる

ここから本文です

辻川泰史の介護事業経営に必要な考え方

辻川 泰史 (つじかわ やすし)

一期一会の出会いを大切にし、介護のプロとしてサービスを提供する辻川泰史さんによる、これからの事業所運営の指南ブログ。

プロフィール辻川 泰史 (つじかわ やすし)

1978年東京都生まれ。98年、日本福祉教育専門学校卒業。
老人ホーム、在宅介護会社勤務を経 て2002年、(有)はっぴーライフを設立(05年に株式会社化)。08年、(株)エイチエルを設立。現在、コンサルティ ング、講演、セミナーなどでも活躍中。
著書に『福祉の仕事を人生に活かす!』(中央法規、2009年)がある。
はっぴーライフHP
http://www.hl-tokyo.com/
対談ムービー http://www.youtube.com/user/2g66

デイサービス研究会終了

 2015(平成27)年12月に開始したデイサービス研究会が、12月3日の研修で終了しました。鹿児島、沖縄、静岡、山梨、熊本、岩手、千葉、東京と、メンバーの地元に行き、月に1度、研修を行い親交を深めてきました。

 この研究会に参加したメンバーの成果はすばらしいです。新規事業を加速させたメンバーもいます。おそらく、この後も大きな成果を出していくと感じます。

 初回は、事業計画の作成方法を行いました。SWOT分析等を含め、自社の立ち位置、現状を把握し、改善すべき点を抽出し、1年間の目標設定、事業計画を作成しました。

 同時に、経営者としてのプロフィールをしっかりともつことの重要性を把握し、自分のアピール力を高めました。ブランディングをしっかりと行うことで差別化を図り、USP(ユニーク・セリング・プロポジション:独自の売りの提案)を構築する取り組みを行いました。

 メンバー個々も、介護業界の専門誌への寄稿、共著書籍に寄稿するなど、自分の取り組みを外部に発信していくという成果も上げました。

 岩手県の沿岸部に被災地視察に行き、災害時の対応や準備を学びました。奇しくも、その日に熊本で震災があり、熊本のメンバーはすぐに現地に戻り、震災の対応にあたりました。震災後の熊本にも視察に行き、被災地の現状を見、そして現地で復興に取り組まれている介護業界の方の生の話を拝聴する機会も得ました。

 業務を効率化しスタッフを人財化するための一つの取り組みとしてプランニングタイムをもつこと。そして、その延長線上として日頃の業務日報をシステム化するという取り組みを行いました。日報に必要な項目をメンバー皆で出し合い、意見交換を行いました。実際にシステム会社と提携し、費用をメンバーで折半しシステムとして構築しました。このシステムは、年内には完成し実際に使用できる予定です。

 これからは、毎月会うことができないのは寂しい限りです。 この1年間の研究会の一番の成果は、メンバー同士の絆が深まったことだと実感しています。


【前の記事】

講師として