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山口晃弘の超幸齢社会の最幸介護術

山口 晃弘(やまぐち あきひろ)

超高齢社会を実り多き「幸齢社会」にするために、
介護職がすべきこととは?
元気がとりえの介護職・山口晃弘が紡ぐ最幸介護術。

プロフィール山口 晃弘 (やまぐち あきひろ)

介護福祉士、介護支援専門員。1971年、東京都生まれ。高校卒業後、設計士、身体障害者施設職員を経て、特別養護老人ホームに入職し、介護職・生活相談員を務め、その後グループホームの管理者となる。
現在、社会福祉法人敬心福祉会 千歳敬心苑の施設長。著書に『最強の介護職、最幸の介護術』(ワニブックス、2014年)がある。

著書

『最強の介護職、最幸の介護術』
『最強の介護職、最幸の介護術』

人を動かす

 アメリカの作家デール・カーネギーが書いた『人を動かす』は、1937年に発売されてから、80年以上も売れ続けている超ロングセラー作品です。作中には、著者の経験から「人を動かす」具体的な方法が書かれています。
 この作品がこれだけ長い期間売れ続けている理由は、いつの時代にも「人を動かす」ということがそれだけ難しく、悩んでいる人が多いということでしょう。
 人の心を動かすことは並大抵のことではありません。

 それぞれの職場に、職員を評価する仕組みがあるかと思います。人事考課に取り組んでいる職場も少なくないと思いますが、評価はどのようにしているでしょうか。人が人を評価するというのは、とても難しいことです。面談ひとつをとってみても、そこには技術が存在します。まずは褒めること。しかも褒める内容は、細かいことがいい。「そんな細かいところまで見てくれているんだ」そう思ってもらえるような内容のことがいいです。その後に指摘事項があったとしても、(これだけ細かいところまで見てくれている人の言うことだから)と思えるわけです。
 それから普段からのコミュニケーションが最も大切です。日頃声もかけない上司から、年に1~2回の面談の際にだけお説教されても、心に響くものなどあるはずもありません。リーダー職の中には「部下から嫌われ者になっても仕方ない」などと思っている人がいますが、私なら、こんなリーダーは評価しません。リーダーに望むのはその逆で、是非部下から人気者になってほしいのです。嫌いな人の言うことなど聞きたくないのが人間というもの。逆に好きな人の言うことなら、素直に聞けるものです。

 リーダーは、みんなの人気者になりましょう。
 部下に恵まれないと嘆く前に、リーダーは自分自身がみんなにとって「ついて行きたくなる魅力あるリーダーか」考えてみるのが良いかもしれませんね。
 面談の際、「どのような人が理想の上司か」聞いてみてください。業務上素晴らしいスキルを持った人よりも、みんなは、「相談しやすい」「明るい」「優しい」など、人間性を求めている人が多いかもしれませんよ。



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