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ほじょ犬って、なあに?

橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。

プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。

著書

『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著(中央法規出版)

『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著
(中央法規出版)

第324回【平和の祭典パラリンピックいよいよ開幕!】

 毎日テレビから流れてくる、ウクライナ情勢のニュースや、信じられない光景の映像。ただただ、心が痛みます。小さな子どもも犠牲になり、どうして、このような時代に、こんなことが起こってしまうのか・・・生まれたての新生児とその母親たちが、地下の防空壕で身を寄せ合っている様子。産後の辛い身体で、でもきっと我が子を守ることだけに必死なのだろうと想像するだけで、胸が痛み涙が出てきます。
 我が子たちも、なぜこんなことになっているのか? 日本も戦争をするの? と、たくさんの質問をしてきます。私も、改めていろいろな情報を入手し、理解し、その中で「確かである」と思えることを、伝える努力をしています。
 特に、中学生の娘は、SNSから私以上に具体的な情報をタイムリーに入手しています。「アノニマス」によるサイバー攻撃の情報は、彼女が私に教えてくれました。しかし、SNSの情報は時に、フェイクだったり、歪んだ表現だったり、改めてメディアリテラシーの大切さを実感しています。

 そんな中、開幕したパラリンピック。今、『平和の祭典』の意味が大きく注目され問われています…ぜひ、みなさんも、様々な視点から観て、感じてください。でも、「頑張る選手を応援する」というシンプルな気持ちは変わらず、心からのエールを送りましょう!

昨年の東京パラリンピックの聖火リレーを走った、介助犬ユーザー佐藤さんとニコルくん♪
伴走者は千葉介助犬協会の秋山さん♪ 歴史的な瞬間、心に焼き付けました♪

3月4日(金)から、北京パラリンピックが始まりました!夏のパラが終わって、ほんの4ヶ月しか経っていないのに、もうすっかり盛り上がりが無くなってしまっていて、関係者たちは少し、焦りすら感じています。実際、北京オリンピックも盛り上がるのか? という空気が漂っていましたが、、、いざ始まると、選手たちの懸命な姿に心打たれ、彼らの笑顔に多くの方が元気をもらったのではないでしょうか? 改めて、スポーツの持つ力のすごさを感じました。特に、我が家はカーリングにドハマリです! ルールにもだいぶ詳しくなって、ロコ・ソラーレの応援に忙しい日々でした。家族旅行で、カーリング体験したい! とも話しているくらいです(笑) 実際、数少ない体験施設は今、すごく利用者が増えているそうです♪ これもオリンピック効果ですね♪

北京2022パラリンピック冬季競技大会は、3/4(金)~3/13(日)の10日間行われます。種目は全6競技。
・アルペンスキー
・クロスカントリースキー
・スノーボード
・バイアスロン
・アイスホッケー
・車いすカーリング

※ 参照)パラサポWEBでは、簡単に写真や動画を使って紹介されています。
https://www.parasapo.tokyo/topics/64533

 ぜひぜひ、テレビやネットで、観戦しましょう! きっと、多くの新しい気付きがあるはずです♪ そのためにも、まずは興味関心を持つところから♪

 私は、長野パラリンピックを実際に長野県白馬で観戦しましたが、その時の衝撃は今も忘れません! なくなった機能をどう補うのか? ではなく、残っている機能を如何に工夫して使って、記録を伸ばすのか? もうどの選手も超人的でした!
 でも、オリンピックと違って、パラリンピックの当時の会場は、かなりオープンな感じで運営されていました。なんと、私が滑走するゲレンデの同じリフトに、パラの選手が練習滑走のためだったのか、一緒に並んで利用したりしていました。リフトを降りたところで、滑走の準備をしていたら…片腕の選手と片足の選手が降りてきて、冗談し合っているうちに、私の目の前でドシン! と転倒しました。彼らがゲラゲラ笑ってるので、思わず私もフフっと笑ってしまったら、「あ~、今ぼくのこと笑ったでしょう~!」といった感じで、私に話しかけてきました。思わず、「No! No! (笑ってないよ♪)」という感じでちゃかして返事しましたが…あの、同じゲレンデに選手と一緒に居る空気、ものすごく強烈に印象的な、私のインクルージョン体験だったのかと思います。

 私の友人で、何でもできちゃう全盲女性がいるのですが、彼女は今もスキーを楽しんでいます。先日、彼女のスキー滑走の様子を動画で見せてもらいました。ガイドをするスキーヤーが、数メートル先を滑ります。その際に、後ろ手にストックをカンカンカンと叩きながら音を出して進みます。そのストックの音を頼りに、左右のターンを行います。ガイドが人を避けるコース取りをすると、見事に人を避けるシュプールで進んでいきます。彼女いわく「人を避けてる感覚はないんだけどね」とのこと。今度ぜひ、彼女と一緒にスキーを滑ってみたいな~と思っています。私もこのガイド役をやってみたい!

 開会式での、パーソンズ会長のスピーチは、平和に向けて「スポーツの力」が持つパワーを感じる素晴らしいものでした。今こそ、スポーツの力で、平和を実現してほしい。そう願わずにはいられません…

 #PEACEORIZURU #オリンピック休戦 今こそ復活させよう!

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 2月すっかりお休みをしてしまいました。申し訳ありません。

 第6波の影響で、いろいろな予定が変更となり、バタバタしてるうちに中学生の娘が陽性になり、家族3人が濃厚接触者となり、自宅隔離(感染者10日、濃厚接触者7日)。おかげさまで子どもは軽症で、1日だけ38度の発熱がありましたが、それ以降は元気に、1人自室で隔離生活10日間頑張ってくれました。我が家は賃貸ですが、2階にもトイレがあり、その点は非常にありがたかったです。中学生にもなると、スマホとPCがあれば、オンライン授業の受講もできるし、友達とのLINE通話もいつもどおり…(苦笑) 問題なく過ごせたようです。。。(ま、軽症で済んだのが不幸中の幸いかと・・・)

 とはいえ、最近は周囲でも感染されたお話を、よく聞くようになりました。中には家族全滅で、3日間38度の高熱が続き、咳が辛かったし、後遺症でずっと咳が残っているという話も聞きます。また、やはり小さなお子様が発症してしまった場合は、母親の感染は避けられないようです。どうしても、個室に閉じ込めておくわけにもいかず、どうしても心細くもなり、接触が増えるのだと思います。とにかく、感染したとしてもそれ以上広げることがないよう、また、軽症でいられるよう祈るしかありません・・・

 いよいよ3月。今年度も残り1ヶ月。なんとか元気に乗り切りましょう!

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https://www.youtube.com/watchtime_continue=1&v=QWBC_9jWAi4&feature=emb_title

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