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ほじょ犬って、なあに?

橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。

プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。

著書

『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著(中央法規出版)

『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著
(中央法規出版)

第149回 リオパラリンピックから、バトンは渡された!

 パラリンピック、終わりましたね。やはり、オリンピックほどの盛り上がりはなく、取り上げ方も少なくはなっていましたが、それでも、今までの「パラリンピック」とは違う報道の在り方が多々見られました。

 例えば、マツコデラックスさんが司会の番組でのパラリンピック特集。パラリンピアンたちが登場し、マツコさんとのトークが弾みます。そこで、マツコさんからのいつもの歯に衣着せぬ物言いでの質問がバンバン飛びます。それに当然のごとく返すパラリンピアンたち。。。
 そこには、「当たり前」の会話があります。義手義足や障害についての質問は、聞いてはいけない「タブー」なのではなく、わからないから、知らないから、聞くんです。それだけのことです。その返答から、正しく理解をすればよいだけのことです。

補助犬たちは、障害者にとって、
自立と社会参加の心強いパートナー♪

 さて、皆さん、リオパラリンピックの閉会式をご覧になられましたでしょうか?
 特に、東京プレゼンテーションのパフォーマンスが「超かっこいい!」と、世界中で話題になっています。
 パフォーマンスのテーマは「POSITIVE SWITCH(前向きなスイッチ)」。
 つまり、現状まだ「POSITIVEではない」という自らの意識に気付くところから始まる! と捉えました。大切なことです♪

<以下、抜粋>

「パラリンピック」と言う言葉が使われたのは、1964年の東京大会から。そこで、外国人選手たちが、仕事を持ち、買い物に行き、お酒を楽しむ様子に日本中が衝撃を受けました!
「彼らは普通じゃないか!」これが価値観が変わった1回目の「POSITIVE SWITCH」。

<抜粋終わり>

 52年前に、初めて「障害者が社会参加するのは当たり前なこと」に気付いた日本。さまざまな変化がありました。建物や交通のバリアフリー化が進み、さまざまなテクノロジーが開発されました。あとは、「ハート(心)面」の進化ではないでしょうか?
 さて、2回目の「POSITIVE SWITCH」をみんなで押しましょう! なにも2020年を待たなくて、良いんですよ♪

イベント告知

2016年10月01日(土)
補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)3種に一度に会える!チャンスです!!!

補助犬法啓発イベント「補助犬法ってなぁに?」

  • 時間:13時~13時40分、16時~16時40分の2回ステージ
  • 場所:阪急うめだ本店 9階祝祭広場
  • 内容:補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)デモンストレーション & 補助犬使用者トークショー
  • 備考:一般参加可、入場無料、手話通訳あり
  • 主催:厚生労働省
  • 企画監修:NPO法人日本補助犬情報センター
  • 協力:公益財団法人 関西盲導犬協会
    NPO法人 兵庫介助犬協会
    一般社団法人 日本聴導犬推進協会

(H2Oサンタチャリティーイベントとして)


ご寄付のお願い「日本補助犬情報センター」より

 当会のビジョンは、全国民が正しく補助犬法を理解することで、すべての人が安心して活躍できる社会を実現することです。補助犬ユーザーの社会参加推進活動、普及活動、最新情報収集、資料等作成配布、講演会・イベント等、当会の活動はすべて無償で行われております。
 皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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