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その他


 新型コロナウイルスで今までにないことがいろいろと起こりましたが、そのひとつが「キーワーカーへの感謝の行動」ではないでしょうか。
 キーワーカーとは、新型コロナウイルス感染非常時にあっても国民生活に欠かせない職務を担う人たちのことで、最も注目を浴びたのが「医療職」でしょう。
 ヨーロッパからは、ある時間になると住民たちがベランダに出て一斉に歌を歌う光景が報道されました。東京でも東京タワーや都庁舎がブルーでライトアップされました。

 僕が関係する名古屋「株式会社波の女」の拠点がある昭和区では、区民有志(青いハンカチプロジェクト)が毎週金曜日の日中に「ブルーの手ぬぐいやTシャツを掲げよう」と呼びかけ、回覧板を見てうちの事業所もそれに応えました。

 名古屋に戻った時、区内を車で見て回りました。まずは、区民有志の取り組みに区が応え、区役所に掲げられていました。嬉しかったですね。住民の間ではまだまだ浸透していませんが、ポツポツと思い思いに「ブルー」を象徴として人目のつくところに掲げていました。



 僕が中学生の頃、新聞配達の最後に投函するおうちの方は、毎年お正月になると配達に来る僕を待っててくれて「いつもありがとう。ハイ」ってお年玉を渡してくれていましたが、そんなつもりがあろうがなかろうが、純粋には人さまから感謝されるって嬉しいですものね。
 キーワーカーである方々にキーワーカーでもある僕らが感謝の気持ちをもち、また気持ちをもってもらえる。その連鎖が人類の基本になれば、少なくとも人の悪口を言うとか、人同士が殺し合うってことは減りそうな気がしますね。
 まさに社会福祉が目指すところですよね。
 波の女の連中も競い合うかのように施設の道路側にご覧のように派手に掲げていました。地域担当(職務者)の者が派手にやったようです。


↑グループホーム・小規模の複合施設 ↓デイサービス

 思いっきり感謝の気持ちを表したそうですが、さすがに目立つようなので道行く人に聞かれるそうです。

 報道によると「どんなささいなことでもありがとうって言える子供たちに育ってもらいたい」との思いまで込めて、学校によっては教師たちがブルーの服で揃えていました。職員さんの話では、区内にある日赤病院の中もブルーだったとか。
また住民からは「日ごろはそんなことあまり感じないじゃないですか。これだけ手をつなぎ合えるってことは」との声が紹介されていました。

 回ってみて思ったのは地域包括支援センターの周りにブルーが見られなかったことの残念さで、こういうときこそセンターが、我先に率先して大々的に、地域住民の中にこうした「ココロをつなぎ・広められる取り組み」をしていけるようにせねばと思いました。
 コロナ被害を次代の財産にせねばです。

追伸

 いよいよ、僕の住む名古屋も働く東京も梅雨入りとなりました。と思いきや、僕の友人からは「梅雨が明けました」とメールが来ました。沖縄です。
 そもそも梅雨とは、オホーツク海気団と小笠原海気団が押し相撲をするのですが、この両気団、力が均衡していて動かなくなるため、その間じゅう海気団が含んだ水の 粒を降り落とすことで起こる現象だそうです。
 約一か月半ガチンコ相撲は続きますが、やがてオホーツク海気団の勢いが弱くなり小笠原海気団が日本列島を覆うようになります。これが梅雨明けだそうです。
 カラッとした天気は歓迎されますが、ジトっとした天気で雨降りは嫌われがち。でもこの時期に雨が降らないと私たちの暮らしに重大な影響がきますから、梅雨にも感謝ですかね。ただ、降り過ぎは勘弁してもらいたいですね。