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和田行男の婆さんとともに

和田 行男 (和田 行男)

「大逆転の痴呆ケア」でお馴染みの和田行男(大起エンゼルヘルプ)がけあサポに登場!
全国の人々と接する中で感じたこと、和田さんならではの語り口でお伝えします。

プロフィール和田 行男 (わだ ゆきお)

高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。
特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は株式会社大起エンゼルヘルプ地域密着・地域包括事業部 入居・通所事業部部長。介護福祉士。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。

違和感実感


 入れ歯を入れた。
 小学低学年の時に行った歯医者(当時はペンチで歯を抜いていた記憶)の痛さ・つらさ・嫌さがトラウマになり、歯医者を遠ざけたのと、大人になってから治療に行った歯医者(メチャ別嬪の女医だったが無資格で捕まった)が良くなかったのか、奥歯四本がすべてダメになり入れ歯を装着したのだが、これがなかなかやっかいなのだ。

 入れ歯を入れたのは今日26日。
 以前から治療していたのだが、ひょんなことから今日初の装着となった。
 その直後にスーパーで一口試食パンを食べたが、舌やホッペに今までにないモノが触れるので「ものすごい変」。

 あちこちに唾液で溶けたパンがくっついた感じで、とにかくドリンクで口の中をゆすごうと思い、ペットボトルのお茶を飲んだら、これまた「のど」までいけず、一気に吹き出してしまった(連れ合いに大笑いされた)。

 そのあと、思い切り意識をもって舌の上にのっけるようにしてゆっくり飲むようにしたら「のど越し」できたのだが、とにかく強烈な違和感である。

 何のためにしているのか、しているモノが何なのか、違和感の原因がわかっている(理解できている)僕でさえこの調子なのだから、婆さんなら入れ歯そのものを吐き出すのも、捨てるのも無理からぬこと。
 これも自分自身が装着してみないと実感できない感覚で、ええ体験をさせてもらうことになった。

 ただポリデントを買う自分への違和感は何ともいえない実感で、風呂につかりながらちびっこ達に入れ歯を外して見せ、「歯磨きをしないと…」と講釈をたれておいた。

 みんなも体験するといいと思うが、歯はメチャ大事にするか、脳が壊れる前に早い段階でこの「装着違和感の実感」を済ませ脳に染み込ませるか、どっちかである。
 あなたはどっちをとる?


写真

 前日はすさまじい強風で海は荒れまくったが一転してこの景色に。波紋とはよく言ったものだが「紋様」ってステキだね。
 後の写真は、奈良若草山山焼き直前の花火。写真下側の小さい光は町のネオン。
 携帯電話、しかもガラ携電話のカメラでクッキリ撮るのは性能上難しいが、こういう風に狙って撮るのも難しい。
 僕はこういうの大好きである。

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