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ほじょ犬って、なあに?

橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。

プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。

第60回 盲導犬のお仕事紹介 おさらい(2)

 11月最後の週となってしまいました。早いですね~(>_<) 先週の3連休に七五三詣りに行ってきました。紅葉真っ盛りの京都で、お天気に恵まれ、良いお詣りになりました~♪ 89歳の私の祖母が、娘と息子(=曾孫)の着付けをしてくれました。何とも感無量でした! 皆さんも、残り少ない秋を、楽しんでください。

犬に信号の色はわかりません!

 さて、まだまだ誤解の多い補助犬業界ですが、「盲導犬」に関してよく受ける質問が、「信号の色を教えてくれるんでしょ?」というもの。そう思っている方も、少なくないのではないでしょうか?

 実は……

 盲導犬は、信号の色は教えてくれません!

 犬は、人間のようにたくさんの色は見えないそうです。ですから、横断歩道の角や段差については教えて止まってくれますが、信号の色まではわかりません。

 では、視覚障害者の方々は、どうやって横断歩道を渡るのか?

 少し想像してみてください。見えないなかで、信号を判断するためにはどうするのか……

 そう、音です。

 視覚障害者の方々は、白杖を使っていても盲導犬と一緒にいても、音を頼りに信号を渡らなければなりません。

「カッコ―」と「ピヨ」の秘密

 音の出る信号機をご存じでしょうか? 青になると、「カッコー、カッコー」「ピヨ、ピヨ」と鳴っていますよね。

 この音は「誘導音」というのですが、実はこれ、ただ鳴っているだけではなく、方角などの情報も教えてくれているって知っていましたか?

  • ●「カッコー」 → 東西、または主道路(幅の広い道路)横断用
  • ●「ピヨ」   → 南北、または従道路(幅の狭い道路)横断用

 私も初めて知ったときは、「お~!なるほど~!」と感心しました♪ その他、メロディーだったりする場合もありますが、これらは決してすべての信号機についているわけではありません。

視覚に障がいのある人を見かけたら……

 音の出ない信号機の場合、視覚障害者の方々は、車が走っている音の方向から判断したり、周囲の人たちの気配や足音の流れる方向から判断したりする必要があります。

 しかし、周りに人がたくさんいるとは限らないし、しかも最近の電気自動車はとっても静かです。

 ですから皆さんには、横断歩道で視覚障害者(白杖or盲導犬)を見かけたら、ぜひ「青になりましたよ」とのお声掛けをお願いいたします。それは視覚障害者にとって、大きな安心・安全につながります!

 また盲導犬は、いわゆるカーナビのように、知らない場所の行き先さえ告げれば、目的地に連れて行ってくれるわけではありません。

 視覚障害者は、行きたいところまでの地図を自分で頭に描き(メンタルマップ)、盲導犬に指示を出して歩いています。なので、頭の中に地図を描けないところでは、盲導犬がいても、まったく歩けないということになります。

 だから、もし盲導犬と一緒でも、迷ったり困ったりしている様子の人を見つけたら、ぜひ「何かお手伝いしましょうか?」と声を掛けてください。

 そして……

 電気自動車やハイブリットカーの運転、アイドリングストップをされる場合などには、周囲に気をつけて運転しましょう! それは、視覚障害者だけでなく、高齢者や子どもなど、すべての人に対する思いやりの気持ちにつながります。

 次回は、「犬のリラクゼーション・・・!?」です♪ お楽しみに!


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  • ※ 2015年7月、日本介助犬アカデミーより「日本補助犬情報センター」へ名称変更いたしました。
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