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ほじょ犬って、なあに?

橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。

プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。

第200回 補助犬たちが教えてくれたこと・・・

 なんと、このブログの回数が、第200回という奇跡的な回数を迎えました・・・(感涙)読者の皆様に、心より感謝申し上げます。文才のない私のブログを読んでいただき、本当にありがとうございます。

 時々、感想を寄せていただけるのですが、「言葉や表現がわかりやすい」と言っていただけることがしばしば。。。基本的に、常に「補助犬」の事を意識しているので、「視覚障害・肢体不自由・聴覚障害」の3種の障害のある方々を意識しています。つまり基本的な考え方がある種の『UDマインド』になっているような気がしており、そこに『伝えたい』気持ちがプラスされるので、皆さんの心に届き易い文章になっていると嬉しいな~♪と思いながら書いております。

 子どもの頃から「読書が苦手」というか、あまり積極的にしてこなかったことにコンプレックスがありましたが、逆にその読書不足が幸いして(!?)小難しいことはかけないのも良かったのかな?(笑)と、どこまでもプラス思考で執筆を続けております。

 最近では、ブログを時々お休み(基本、忙しすぎる時)すると「どうしましたか?体調悪いですか?」という問い合わせがあったり…とっても、光栄です♪ 引き続き、お付き合いをお願いいたします♪

補助犬たちが教えてくれたこと♪

 私が補助犬に関係するお仕事に就いて15年・・・「ベテランですね!」と言われることも増えてきた気がしますが(笑)それは、別分野に携わる方々からのコメント。補助犬業界では、この歳になってもまだまだ若輩者・・・(汗)それだけ長い歴史のある業界なのです。先人達の努力と苦労は並大抵なものではなかったと感じております。 そんな先人達の努力に報いるためにも、当会は、唯一の第三者機関として、様々な観点から『全国の補助犬ユーザーさん&補助犬たちが活き活きと活躍できる』よう、時代に応じた多様な活動を展開しています。
 そんな中で、各補助犬ユーザーさんから学ぶことは多々あり、日々勉強の連続です。それと同時に、補助犬たちが教えてくれることも沢山あります。「喜びのある介助」に関しては、代表的なものです。(参照:第89回 補助犬たちが教えてくれること~喜びのある介助~ )

 2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、ユニバーサルデザイン2020関係府省等連絡会議というものが立ち上がっており、様々な分科会やワーキンググループで、政府として『障害理解』を進める施策が検討・報告されています。是非ともこれを、オリンピック・パラリンピック開催地の東京都だけの問題としてではなく、全国で盛り上げていただき、「障害がある方含め、様々なサポートや配慮が必要な方々がいるのが当たり前!」な社会が来ると良いな~と思っています。是非、皆さんの周りでも、「オリパラ関係無いわ」ではなく、日本社会全体で『障害理解』に興味関心を持ち、できることから取組んでみませんか? ここで、大切なのが『障害“者”理解』ではなく、『障害理解』なんです♪

 障害者が困難に直面し、生きづらさを感じるのは「その人に障害があるから」(個人の問題)であり、克服するのはその人(と家族)の責任であり、社会の問題ではない、と考えられてきた今までの「個人モデル・医学モデル」の時代から、社会こそが『障害(障壁)』をつくっており、それを取り除くのは社会の責務だ、と考える「社会モデル」の時代に変わって来ました。(参照:第179回 障害の社会モデルの本当の意味・・・

 ただ、それでは「障害は社会が作っている!障害者の権利だ!」となんでもかんでも障害者の言うとおりにしろ!と言っているわけではありません。障害がある方々も、様々な努力や配慮をして、必要な責務を果たしながら社会参加しておられます。まさに、そこには【お互い様】があるのです。2016年に施行された障害者差別解消法はまさに、その【お互い様】の社会を作るための「相互コミュニケーションを始めましょう♪」という法律だと感じており、講演等では必ずお伝えしております。そう理解できれば、何も怖いことはありません。(参照:第124回 補助犬の同伴拒否について ~障害者差別解消法施行直前!~ )

 私達は、補助犬を通して、社会全体に「ありがとう」が溢れる社会にしたいと考えています。そのための大きな一歩が、当会がプロデュースさせていただいた「全日本盲導犬使用者の会・ありがとう運動」です。郡司会長はこう仰いました。「今まではいつも障害者というのは受け手だったと思うんです。しかしこれからは障害者はいつも受け手であってはいけないと思います。日本語には『ありがとう』というとても美しい言葉があります。このありがとうで私たちは発信していきたい。」 とってもステキですよね♪(参照:私たちは「ありがとう」を伝えます。盲導犬使用者の新たな試み

 補助犬たちには、「ありがとう」を増やしてくれる力が確実にあります。そのペアの周りには「笑顔」があふれています。自分が「笑顔」でいられなければ、周りを「笑顔」にすることはできません。

 コピーライターの糸井重里さんのことばに、こんなフレーズがありました。
 犬とは、「言葉でなく、愛とは何か、いろんな愛のかたちを教えてくれる存在なんだと思います。」

 私達は、そんなすばらしい事を教えてくれる「補助犬」をはじめとする「犬」たちのためにも、怒りや憎しみではなく、「愛情」や「信頼」に溢れた社会を作らなければならないと思っています。それが今すぐ私たちにできることだと思います。
 って・・・200回だ!と気合を入れたら、最後は世界平和な感じになってしまいました(笑)が、「犬」とはそんな、世界平和でさえも教えてくれる存在でもあるのです。。。

★ イベントのご紹介 ★

<11月24日(金)> 横浜市
INUNOMI vol.2♪♪♪

 初回は、ある盲導犬ユーザーさんの15年の想いを・・・「本のように読書してみる」企画です。

  • タイトル:見えなくなって見えてきたもの
    ~「不幸ではない」などと他人(ひと)から言われてもさ…~
  • 日 時:2017年11月24日(金)19時~21時
  • 会 場:mass × mass(http://massmass.jp/access/
  • 参加費:1500円(学生割引1000円) ワンドリンク&ワンフード付き♪

※ 詳細は当会Facebookのイベントページをご覧下さい。

<11月26日(日)> 宝塚市
第19回 宝塚市身体障害者補助犬シンポジウム(兵庫県宝塚市)

  • 主 催:宝塚市障害者週間記念事業実行委員会、宝塚市、毎日新聞社
  • 日 時:2017年11月26日(日) 10:20~16:30
  • 場 所:アピア1、カルチェヌーボ(阪急電鉄今津線・逆瀬川駅すぐ)
  • ◆ 身体障害者補助犬デモンストレーション
    時 間:11時~11時45分の1回
    場 所:アピア1・2階 ふれあい広場
  • ◆ 補助犬トーク
    時 間:14時50分~15時50分
    場 所:アピア1・5階 アピアホール

※ 詳細はこちらをご覧下さい⇒ http://www.jsdrc.jp/event/20171126_takarazuka_ev/

<12月3日(日)> 東京都立川市
身体障害者補助犬法啓発イベント「もっと知って!補助犬のこと♪」

※ 詳細は当会ウェブサイトイベントページやFacebookにて追ってご紹介して行きます。

<12月9日(土)> 大阪市
身体障害者補助犬法啓発イベント「もっと知って!補助犬のこと♪」

  • 主 催:厚生労働省   
    企画・監修:特定非営利活動法人 日本補助犬情報センター
  • 日 時:2017年12月9日(土) 13:00~13:40 16:00~16:40
  • 場 所:阪急うめだ9階 祝祭ひろば(https://www.hankyu-dept.co.jp/honten/floor/floor9f.html/

※ 詳細は当会ウェブサイトイベントページやFacebookにて追ってご紹介して行きます。

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 当会の活動を動画で紹介していただきました!現状の『補助犬を取り巻く課題』を知っていただけるととても嬉しいです♪ ⇒ https://gardenjournalism.com/project/hojoken/
 是非、皆さんの様々なお声を、お寄せください。当会では、一緒に社会をさらにさらにステキに変えていって下さるサポーターの皆さんを募集しております。お気軽にご連絡ください♪

ご寄付のお願い「日本補助犬情報センター」より

 当会のビジョンは、全国民が正しく補助犬法を理解することで、すべての人が安心して活躍できる社会を実現することです。補助犬ユーザーの社会参加推進活動、普及活動、最新情報収集、資料等作成配布、講演会・イベント等、当会の活動はすべて無償で行われております。
 皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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