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ほじょ犬って、なあに?

橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。

プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。

第136回 よくわかる!補助犬同伴受け入れ方特集!~基礎編2~

 このたびの豪雨に際し、被害を受けられた皆様方に、心からお見舞い申し上げます。一日も早く、復旧・復興が行われますことを心よりお祈り申し上げます。

補助犬たちはテーブルの下で大人しくしているので・・・帰るまで他のお客様が気付かないこともしばしば♪ 帰り際に皆さん感心してくださいます♪

 基礎編1では、補助犬ユーザーに対するサポートの共通の1言である「何かお手伝いすることはございますか?」と、盲導犬ユーザー・視覚障害者対応について簡単にご紹介しました。(http://www.caresapo.jp/relax/hojoken/20141
 今回は、介助犬ユーザー・肢体不自由者対応についてご紹介します。

介助犬ユーザー・肢体不自由者への対応

 介助犬ユーザーの多くは車いす利用者でもありますが、中には、歩行介助をする介助犬もいます。その場合は、盲導犬のハーネスのような器具をつけて、それを持って歩いておられます。介助犬がいても、できないことはあります。そこは皆さんの出番♪ 是非ともサポートをお願いいたします。

肢体不自由者の誘導

「お手伝いできることはございますか?」と正面から声をかけ、必要なサポートを確認します。(※これは全ての補助犬ユーザーに共通)

 誘導する際の移動の経路は段差がないところを選びます。もし、少しの段差がある場合は、車いすを持ち上げる等のお手伝いをお願いします。
 その時に注意すべきことですが、急に後ろから押したり、持ち上げたりは危険ですので、必ずその方に必要なサポート方法を「聞く」これが大切です! お1人お1人、症状も違えば、車いすの形状も違います。無理な姿勢になって転倒してしまったら大変です。まずは、「どのようにお手伝いすればよいですか?」と聞いてください。必要なサポートに関して説明があるので、その通りのサポートをお願いします。人手が足りない場合は、他のスタッフの方にも協力いただくなどの工夫をしていただければと思います。

(内閣府「合理的配慮サーチ」
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/jirei/index_shitai.html

 最近では、さまざまな介助方法のセミナーが開催されています。車いす体験をされた方ならおわかりかと思いますが、「車いすに乗った状態で持ち上げられる」のは、思っている以上に怖いのです。左右を持ち上げる際のバランスが悪かったり、タイミングが合わなかったりすると、とっても不安定になり恐怖を感じます。是非、体験できるチャンスがあれば、体験してみて下さい! きっと、その感覚を知った方のサポートは違うはずです♪

 トイレに関しては、完全な車いす対応以外でも、手すりがあり少し広めの洋式トイレであれば、杖歩行の方や一部車いす利用者もご利用いただけます。ただ、利用が無理な場合は、近くの【車いす対応トイレ】の場所を確認しておいていただき、そちらをご案内いただければと思います。

 そして、テーブル等に誘導した場合、やりがちなのが、『何も言わずに椅子を外す』という行為。一見スマートに見えるのですが・・・実は、NG。最もスマートなのは「椅子を外しますか?」、外す場合「どちらの椅子を外しましょうか?」と聞いていただくことなんです♪
 実は車いす利用者の中には、椅子席に移乗したい方もおられます。また、座る位置も同じくです。みなさんはメンバーや趣旨によって、座る位置考えますよね? 車いす利用者の方だって同じ。当たり前の選択をしていただきましょう♪(もちろん、スペース等の物理的な問題は、調整しながら…)

 つまり、当たり前にご利用いただくためには、「その方の当たり前を叶えるためのサポート方法を聞く」という姿勢が最も大切なのだと思います♪
 改めて皆さんのお店等の確認をしてみてください。もしかしたら、「利用したいけれど入り口の少しの段差の高さがクリアできず、利用を断念」されているかもしれません。

 そんな時は、こんなシールを貼ってアピールしてみては如何でしょうか?

 こんなオシャレなシールでさりげなく、Welcomeな意思表示♪ スマートでステキです♪

 「段差はあるけれども、お手伝いいたします♪ 是非ご利用ください。」「筆談等で対応いたします ♪是非ご利用ください。」「補助犬同伴で是非ご利用ください♪」という気持ちが伝わります。
 当事者の方々も、その意思表示に安心して利用することができます。つまり、ファンが増えるのです♪

 まずは『意思表示する』、そんな1歩から始めてみてはいかがでしょうか。

お知らせ

 FMヨコハマで「補助犬」のお話をさせていただきました♪ パソコンやスマホでも聞けるので、宜しければ是非ともお聞きください♪

http://www.jsdrc.jp/event/20160704_radio_yokohama/
2015年07月04日(月) 13:50~14:00
(ラジオ局)FMヨコハマ
(番組名)ファンケル ヨコハマなでしこ!

聴取エリアは、神奈川県全域と東京都、千葉県、埼玉県、静岡県の一部ですが、ご都合の良い方は、是非お聴きください。

(備考)パソコンやスマートフォンで聞く方法
http://www.fmyokohama.co.jp/pc/topics/detail/info_radiko/

ご寄付のお願い

 当会の使命は、全国民が正しく補助犬法を理解することで、すべての人と動物に優しい社会を実現することです。補助犬ユーザーの社会参加推進活動、普及活動、最新情報収集、資料等作成配布、講演会・イベント等、当会の活動はすべて無償で行われております。皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

  • ※ 2015年7月、日本介助犬アカデミーより「日本補助犬情報センター」へ名称変更いたしました。
JSDRC(日本補助犬情報センター)ロゴ