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ケアマネ必見! 厳選おすすめ本をまるっと紹介

 本コーナーは、ケアマネ・福祉職に本当におすすめしたい本を、より詳しく紹介しています。目次や立ち読みページだけではわからない具体的な内容や特徴をまるっとお伝えします。
 「スキルアップのために本を買いたいけど何を選べばよいかわからない・・・」、そんな方もお気に入りの1冊が見つかるはず。ぜひ息抜きがてら、ご覧ください。


支援が難しい事例へのアプローチ法を見出す!

 対人援助職は、対応が悩ましいと感じるいわゆる「支援困難事例」に遭遇することが多々あるかと思います。特に、社会課題が多様化、重層化するなかで一筋縄ではいかず、支援の方向性が見出せないことで、業務負担が増えたり、モチベーションの維持が難しくなったりすることもあるかもしれません。本書では、そんな支援困難事例の発生要因を分析したうえで、具体的なアプローチ方法を解説します!

支援困難事例と向き合う

18事例から学ぶ援助の視点と方法


この本を通して得られるもの

✅支援困難事例を冷静に分析できるようになる!
✅どんな事例でも適切にアプローチすることができるようになる!

ここが読みどころ

◆18事例から、支援困難事例のとらえ方、分析法、アプローチ法がわかる!

 「サービス拒否」「終末期」「ゴミ屋敷」「ひきこもり」といった18事例を取り上げ、支援者が困難に感じるポイントを紹介しています。事例をどのようにとらえればよいのか解説し、そのうえで3つの発生要因(個人的要因・社会的要因・不適切な対応)に合わせて、状況を分解していきます。すっきり整理された分析は、事例を紐解くのに参考になります。
 また、その事例内の「どこに」「どのように」はたらきかけていくのかを具体的に示しています。自分の抱える支援困難事例と照らし合わせながら読み進めると、参考になるはずです!

◆汎用性のある考え方をインストール!

 事例部分の解説にも含まれていた支援困難事例に向き合うための枠組みとして、「3つの発生要因」と「4つの分析枠組み」を丁寧に解説しています。支援困難事例は3つの要因が重なり合うことによって生じ、その発生要因の重なり具合を構造的にとらえるために4つの分析枠組み(Ⅰ 個人的要因+社会的要因)、(Ⅱ 個人的要因+不適切な対応)(Ⅲ 社会的要因+不適切な対応)(Ⅳ 個人的要因+社会的要因+不適切な対応)のパターンに落とし込んでいます。
 場当たり的な対応ではなく、プロとして事例に向き合い、本質的な課題を明らかにしながらアプローチをするのに欠かせない考え方で、マスターできればどんな事例に出会っても正しい方向性で支援できます!

注目ポイント

❶バリエーション豊富な18事例

 本書は、2014年に発行されたものですが、事例のテーマとして「ひきこもり」「ネグレクト」など近年の課題を踏まえたものから普遍的なものまで幅広く解説しています。どの事例も、「あるある」と思わずうなずいてしまうような臨場感のあるものばかりで、机上の空論ではない血の通った事例は、第一線で活躍している専門職の参考になります!

❷難しそうな内容も、読めばナットク!

 「支援困難事例を分析」などというと、「難しくて理解するのが大変そう」と思う人もいるかもしれません。しかし、読み進めてみると噛み砕いた言葉で、具体例を出しながら解説しているため、非常に納得感をもって理解を深められます!


読者からの声

  • ・「なんで困難になっているか、それぞれのケースを紐解く方法がわかりました!」(H.Nさん)
  • ・「そもそも支援とは何かを考えさせられました。事例はリアリティーがあり、講義などでも使用できそうです」(T.Hさん)

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岩間伸之=著

支援困難事例と向き合う
18事例から学ぶ援助の視点と方法