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受験対策講座

保育士・筆記試験の合格率は20%前後で難関といえます。この狭き門を突破するためには、ポイントを押さえた効率のいい学習が不可欠です。このコーナーでは、近年の各科目の出題傾向や今後の対策について、その秘訣をガイドします。
※毎週火曜日更新!

第28回 令和4年・4月試験「社会福祉」科目について

橋本圭介(はしもと けいすけ)
ヒューマンアカデミー通信講座・保育士講師、学校法人三幸学園大宮こども専門学校専任講師。長年、保育士試験対策の講師をつとめる受験対策のプロ。

各問の出題内容とキーワード

 令和4年・前期試験の社会福祉の全20問の出題内容とキーワードを示します。

表 出題とキーワード

問1 第二次世界大戦後につくられた日本の社会福祉の法律
救護法 健康保険法 母子保護法 児童福祉法 少年教護法
問2 児童福祉に関する「法律名」とその「規定内容」の結び付け
 児童手当法 母子保健法 児童扶養手当法 児童福祉法
問3 日本の人口動態に関する記述
「日本の将来推計人口」および「平成 29(2017)年人口動態統計(確定数)」
問4 「地域福祉・在宅福祉の推進」に関する記述
 多様な民間団体の参加 地域の子育て家庭への支援
問5 保育と相談援助に関する記述
 ソーシャルワークやカウンセリング等の知識や技術 保護者の自己決定
問6 社会福祉施策とその根拠となる法律の組み合わせ
要介護認定 幼児に対する保健指導 教育扶助の給付 特定健康診査
問7 「社会福祉法」における第一種社会福祉事業
保育所 共同募金 児童養護施設 婦人保護施設 児童家庭支援センター
問8 婦人相談所に関する記述
「売春防止法」 配偶者暴力相談支援センター 婦人相談員
問9 国民年金制度に関する記述
 学生であっても被保険者 老齢基礎年金の支給開始年齢
問10 介護保険制度に関する記述
 要介護認定・要支援認定 第2号被保険者 介護認定審査会
問11 相談援助の展開過程
 インテーク プランニング モニタリング エバリュエーション
問12 コノプカのグループワークの定義
 グループワーク グループ経験
問13 相談援助の方法・技術等に関する記述
 アドボカシー アウトリーチ ケアマネジメント
問14 ケアカンファレンスを開催するにあたって留意すべき点
 事実確認 否定的な事柄の有無 支援目標
問15 ソーシャルワークの理論に関する記述
 パールマン ホリス ジャーメイン
問16 福祉サービス第三者評価事業に関する記述
 社会的養護関係施設 普及促進
問17 福祉サービス利用援助事業(日常生活自立支援事業)に関する記述
 社会福祉協議会 福祉事務所
問18 「障害者基本法」第3条
 あらゆる分野の活動に参加する機会 選択の機会が確保
問19 センター名と、このことが定められている法律名の組み合わせ
 児童発達支援センター 基幹相談支援センター 障害者就業・生活支援センター 精神保健福祉センター
問20 会議名と、このことが定められている法律名の組み合わせ
高齢社会対策会議 子ども・子育て会議 子どもの貧困対策会議 少子化社会対策会議

出題の傾向・分析

 今回の試験は「~に関する記述」が目立ちます。これは、その分野全体の理解が問われています。
 問4では「地域福祉・在宅福祉の推進」に関する記述が問われました。具体的には、在宅福祉における施設福祉との連携、地域福祉の推進におけるボランティア等の必要性、保育所保育指針に規定される地域の子育て家庭への支援について、社会福祉法に示されている地域福祉の推進に関する正誤が問われました。

 また、ここ数年、相談援助についての設題が増えており、昨今の保護者支援の重要性を意識した出題になっています。
 問11では相談援助の展開過程についての出題がされました。インテーク、アセスメント、モニタリング、エヴァリュエーションの基本的な内容や意味が問われました。
 「社会福祉」科目は、保育実践から遠いところにある科目に見えますが、保育士として現場に出た時に必要となる内容が多く、保育も社会福祉の一つであることを意識させています。

その1 『合格テキスト』で出題内容の全体像や基本を理解する
まず、この科目の存在意義を理解するところから! 保育は社会福祉の一分野。特に相談援助は現場で保護者支援に有効な技法です。

その2 「社会福祉」科目の全体像が理解できたら、各章を学習していく
「全体の理解なしに個々の理解は難しい」です。全体と各章(各頻出テーマの内容)との関わりを意識しながら学習しましょう。

その3 『合格問題集』で一問一問を丁寧に解く
『合格問題種』はよく出る過去問をベースにしていますので、出題のされ方や出題形式も重要です。あまり形式にとらわれず、あくまでも一問一答の集合体と捉えましょう。

その4 正解できない問題を何回も解いてみる
どうしても正解できない苦手な問題もあると思います。ここはその問題に関する「学ぶ」「解く」を反復しましょう。覚えるよりも体で理解し、結果として記憶に定着していきましょう。

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