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見方を変えればうまくいく! 発達が気になる子の子育てリフレーミング

子育てがちょっとだけよくなる“スパイス”


 著者の阿部利彦さんは、発達に遅れのある子どもやその家族の相談支援に長年携わり、各地の学校の巡回や数多くの講演会などを通して、子どもの支援と理解のために全国的に活躍をされています。

 本書は、著者のこれまでの相談や講演を通して保護者や支援者から実際に寄せられることの多い子どもの悩みをQ&Aで取り上げています。

 打ち合わせで、阿部さんは「親御さんや保護者の方は、本当によくがんばっている。だから、子育てが今よりちょっとだけよくなる“スパイス”を伝えたいんです」とおっしゃっていました。

 その“スパイス”こそが「リフレーミング」です。リフレーミングとは、物事の「枠組み(フレーム)」=「固定化された価値観」をとらえ直すという支援の考え方です。

 例えば、宿題が半分終わった子どもがいます。このとき「まだ半分しか終わっていない」とみるか、「もう半分も終わっている」とみるか。または、多動傾向のある子に対して「落ち着きがない」とみるか、「元気一杯」とみるか。

 この考え方ひとつで、子どもへの関わり方は大きく違ってきます。そして関わり方が違えば、子どもも変わっていきます。

 宿題を半分まで終わらせられる子は、そのことをほめてあげたほうがやる気が出るでしょう。落ち着きのない子は、体を使った活動ならば得意かもしれません。

 本書では、そんな「見方を変える」子どもへの関わりのヒントを、日常生活から学校生活、学習、家族との関わり、進路、地域のことまで、たくさんの場面を通して紹介しています。

 ところで、本書のコンセプトキャラクターは「カエル先生」。「見方を変える(カエル)」なのです(阿部さんの発案です)。

 今回、前著の『特別支援教育リフレーミング』(2013年刊行)から引き続き登場しているヨ・ミカエル先生、ミチ・カエル先生に加え、ショー・ゲカエル先生が新登場。ちょっと頼りなくて、まだ一人前ではないけど(まだシッポも生えています)、一生懸命がんばっています!

 そんな遊び心たっぷり、そして愛情たっぷりの本書をぜひ手にとってみてください。

(中央法規出版 第1編集部 小川希)

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