メニュー(閉じる)
閉じる

ここから本文です

山口晃弘の超幸齢社会の最幸介護術

山口 晃弘(やまぐち あきひろ)

超高齢社会を実り多き「幸齢社会」にするために、
介護職がすべきこととは?
元気がとりえの介護職・山口晃弘が紡ぐ最幸介護術。

プロフィール山口 晃弘 (やまぐち あきひろ)

介護福祉士、介護支援専門員。1971年、東京都生まれ。高校卒業後、設計士、身体障害者施設職員を経て、特別養護老人ホームに入職し、介護職・生活相談員を務め、その後グループホームの管理者となる。
現在、社会福祉法人敬心福祉会 千歳敬心苑の施設長。著書に『最強の介護職、最幸の介護術』(ワニブックス、2014年)がある。

著書

『最強の介護職、最幸の介護術』
『最強の介護職、最幸の介護術』

「ONE TEAM」

「ONE TEAM」

 組織とは、同じ目的を持った集団であり、そうでなければ100人集まっても、1000人集まっても、組織とは言いません。それはただの人の集まりです。

 昨年の流行語大賞にもなった「ONE TEAM」。ラグビー日本代表が世界の強豪に必死に立ち向かう姿は、日本中を感動させました。
 介護もチームで取り組むものであることは、多くの人が理解しています。
 介護で「ONE TEAM」は作れないものでしょうか。
 ONE TEAMが作れれば、きっと介護職員の不足も、離職率も、改善されます。
 ラグビー日本代表から、私たちは何を学ぶべきなのでしょうか。

 まず、きっと彼らのなかには共通の目的があったと思います。今回の大会でいえば、「ベスト8」。具体的で明確な目標が、彼らを団結させたのではないかと思います。私たち介護チームには、具体的で明確な目標があるでしょうか。そこに向かって努力する目標が明確でないまま、何が悪い、誰が悪いといっても分かりにくいものです。まずは自分たちのチームが目指すべき目標を明確にしましょう。

 もう一つ、彼らがチームとして優れているのは、一人のヒーローでなく、全選手が活躍していること、役割分担ができていることです。
 ラグビーは、やはりパワーのイメージが強いでしょう。身体の大きな選手は、外国人選手に当たり負けしないパワーがあり、力強いタックルで相手を止めたり、スクラムで押し勝つパワーは絶対に必要です。しかし、彼らは、足は速くない。一方、トライを決める足の速いスピードスターも大きな注目を浴びました。しかし、彼らはやはり軽量なために力負けしてしまうシーンを度々見ました。
 このように、すべてにおいて優れた選手というより、ある分野で優れた選手が集まったチームなのです。だからこそ、お互いがお互いをチームに欠かせない存在だと認め合っている。それが彼らの最大の強さであり、それこそがONE TEAMです。

 私たちはどうでしょう。お互いがお互いを欠かせない存在だと認め合っていますか?
 特にリーダーがこのような考えを持っているかが大事です。主将のリーチ・マイケル選手は、タックルで果敢にぶつかったり、アシストに徹し、苦しいことから決して逃げません。自分がヒーローになろうとしないのです。彼は自分のためにチームがあるのではなく、チームのために自分がいることを知っています。

 ONE TEAMには、そのような強く、大きいリーダーが必要なのです。
 あなたは、そんなリーダーになれていますか?


☆イベントのお知らせ☆

 令和2年2月16日(日)千歳敬心苑でイベントを行ないます。
 テーマは「認知症1000万人時代に何が起きるのか」です。
 これからの家族・地域・社会のあり方を「わが事」として一緒に考えます。
 是非ご参加ください。
 お申し込み・お問い合わせはこちらまで。http://www.keisinen.or.jp/chitose/cafe/index.html