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辻川泰史の介護事業経営に必要な考え方

辻川 泰史 (つじかわ やすし)

一期一会の出会いを大切にし、介護のプロとしてサービスを提供する辻川泰史さんによる、これからの事業所運営の指南ブログ。

プロフィール辻川 泰史 (つじかわ やすし)

1978年東京都生まれ。98年、日本福祉教育専門学校卒業。
老人ホーム、在宅介護会社勤務を経 て2002年、(有)はっぴーライフを設立(05年に株式会社化)。08年、(株)エイチエルを設立。現在、コンサルティ ング、講演、セミナーなどでも活躍中。
著書に『福祉の仕事を人生に活かす!』(中央法規、2009年)がある。
はっぴーライフHP
http://www.hl-tokyo.com/
対談ムービー http://www.youtube.com/user/2g66

元気であればこそ

 先日、インフルエンザA型になってしまいました。2012年2月にA型、同年3月にB型に感染して以来、久しぶりにダウンです。

 1月26日の夜から少し悪寒がしていましたが、一晩寝れば治ると思っていました。しかし、翌朝出社すると、悪寒と咳が止まらず、これは?と思いました。4年前の感覚に似ているので、すぐに病院へ受診に行きました。

 結果、予想どおり、A型とのこと。すぐに処方されたイナビルを吸引。体温は39度を超え、悪寒と頭痛、そして寝ているときには悪夢を見るというつらい状況でした。早めに完治させたいので、長城清心丸も服用です。

 高熱で魘されながら考えたことです。より重い病で苦しんでいる人に比べたら大したことはありませんが、そのときは、もう苦しくて駄目だという心境でした。そして、介護現場で出会って亡くなった人を思い出しました元気な時にやり残したことはなかったのか、きっと数多くあるはずです。どんなにやり尽くしてもやっておけばという心残りはあると思います。

 その中で、絶対にこれだけはしておきたかったと感じるのは何でしょうか。人それぞれ違います。しかし、共通していえるのは、真剣に挑戦したことに後悔はなく、避けてきたことは後悔するのではないかということです。自分に巡ってきたことは、自分だから来たチャンスととらえて進むことが、自分の人生をより良いものにすると感じます。

 自分の今までの人生を振り返ると、あの時にこうしておけばよかったと思うことがあります。あの人に謝っておけば、あの人の誤解を解いておけば、あのプロジェクトをこうしておけば…。

 あのときこうしておけばよかったということを次にどう生かすかを考えることが大切です。後悔することはあっても、それを引きずるか、解消できるかは、自分自身が納得できるかどうかです。

 新しいことに取り組む、誰かをサポートする、行動的である、トレーニングするなどは、元気であればこそです。

 会社に電話するたびに、「ゆっくり寝ていてください」「今週は絶対に来ないでください」「何も変わったことないので大丈夫ですよ」という厳しい返答が嬉しく思います。頼もしい仲間に感謝します。

 今回の静養でよりパワーアップできそうです! 溜まっていた読書が進み、知識も向上しました。