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パラリンピック優勝で、金より輝く私たち!
――日本初・障害者女子ソフトボールチームの挑戦

工藤 陽介(くどう ようすけ)

まだ日本中を探しても対戦相手がいない。パラリンピックの正式競技にもなっていない。それでも、パラリンピックの金メダルを獲ることに挑戦します!

プロフィール工藤 陽介(くどう ようすけ)

知的障害のある女性のソフトボールチーム「武蔵野プリティープリンセス」代表・監督。1977年、埼玉県坂戸市生まれ。高校卒業後オーストラリアに渡り、ソフトボールと障害者スポーツのコーチングを学ぶ。留学中、シドニー五輪のソフトボール女子日本代表(監督:宇津木妙子(当時))の通訳を務める。2002年より、NPO法人(当時)スペシャルオリンピックス日本で、知的障害者へのスポーツ指導に携わる。2011年より、社会福祉法人 昴の職員。武蔵丘短期大学で「障害者スポーツ」についての講義を担当。一般社団法人日本障害者女子ソフトボール協会 代表理事。

第17回 保護者のサポートについて

 これまで、多くのコーチがサポートしてくれていることについては何度も書きました。しかし、このチームをサポートしてくれているのはコーチだけではありません。選手の保護者もいろいろな形でサポートしてくれています。

お母さんとコーチ

(1)コーチとして

 選手のお父さん二名は、コーチとして関わってくれています。自身の野球やソフトボールの経験を選手たちに還元してくれています。

 自分の子供にはかなり厳しく(笑)、他の選手にはほどほどに、毎週熱心に指導してくれています!

パパコーチの指導風景①
パパコーチの指導風景②

(2)自宅での自主練の相手として

 チームでの練習は、毎週土曜日の週一回だけです。その日に学校行事や仕事、家のことなどで休まなければいけなくなってしまうと二週間ソフトボールをしないことになります。

 コーチから教わったことを忘れずに、体に覚えこませるには、家での自主練習も欠かせません。

 そこで、素振りをしたり、キャッチボールをしたり、庭にネットを置いてバッティング練習をしたり、バッティングセンターに行ったり、それぞれの家庭でお父さんお母さんが相手となり、いろいろな形で自主練習をしてくれています。

 これも彼女たちの上達にはなくてはならないものです。

(3)その他

  • 送迎:一人では練習場所や送迎車に乗る場所まで行けない選手もいます。そのため、現地まで保護者が一緒に来てくれています。
  • お茶出し:寒い時期の練習の合間に、選手とコーチに温かい飲み物を作ってくれます。冷え切った体には本当にありがたいものです。その後の練習もみんな頑張れています!
  • 応援:練習試合や大会時には、チームの一番の応援団として大きな声で応援してくれています。

お母さんたちの談笑風景
保護者の応援風景

 このように、保護者の協力や理解があってこそ、選手たちは大好きなソフトボールができているのだと思います!
 周りの人たちへの感謝の気持ちを忘れずに、私たちコーチ陣ももちろんですが、選手たちもこれからますます頑張ってくれることでしょう!

今週のプリプリコーチ

斎川裕信(さいかわ ひろのぶ)

 特別支援学校教諭。生徒を選手としてリクルートしに行ったところ、先生が野球をやっていたということで、生徒より先に先生をコーチとしてリクルートに成功しました(笑)。今では生徒も選手として参加してくれています。部活の顧問もしているので、なかなか参加できていませんが、来た時には選手やその他のコーチからたくさんいじられる、愛されキャラのコーチです。


選手・コーチ募集中

武蔵野プリティープリンセスでは、ソフトボールに興味のある知的障害のある女性を選手として、その選手たちと一緒にソフトボールを楽しみたい方をコーチとして大募集中です。
少しでもご興味ある方はお気軽にご連絡ください。

この活動についてのお問い合わせは、お気軽に下記までご連絡ください。

障害者女子ソフトボールチーム 「武蔵野プリティープリンセス」
代表:工藤陽介
〒355-0047 埼玉県東松山市高坂1056-1 いんくる堂内
080-7963-4373(電話番号)
mppsoftball@gmail.com(メール)
  • 活動内容はFacebookでご紹介しています。
武蔵野プリティープリンセス