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私はこうして合格しました!

国家試験を突破して晴れて社会福祉士の資格を取得した皆さんに、効果的な勉強法や仕事をしながら勉強を続けるコツ、資格を仕事に活かす展望などについてうかがいました。


第82回 Uさん

第82回 Uさん

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Uさんが使った参考書

社会福祉士国家試験受験ワークブック(専門科目編)
社会福祉士国家試験受験ワークブック編集委員会=編集
中央法規出版
社会福祉士・精神保健福祉士国家試験受験ワークブック(共通科目編)
社会福祉士・精神保健福祉士国家試験受験ワークブック編集委員会=編集
中央法規出版
社会福祉士国家試験過去問解説集
社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟=編集
中央法規出版
社会福祉士国家試験模擬問題集
一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟=編集
中央法規出版

Uさんの合格までの道のり

日程勉強内容等
~7月基礎の蓄積(授業)
8月大学での受験説明会
参考書を購入
10月模擬試験
~12月授業・卒論等
1月過去問+ワーク
模疑問+ワーク
→ 試験当日
3月合格
現在社会人

Uさんが考える必勝3か条
  • 直前まで諦めない
  • 追い込みすぎない
  • 自信をもつ

 今回は、大学卒業時に受験して合格したUさんに、資格取得を目指すきっかけや勉強方法についてお聞きしました。

社会福祉士を目指すきっかけ

 もともと、自分の身近に発達障害をもつ人やグレーゾーンだと考えられる人がおり、発達障害児者に対する支援について興味をもっていたので、大学で社会福祉学を専攻しました。しかし、具体的に将来の職業として対人援助職に就くことを想定していたわけではなかったため、試験を受けるかは迷っていました。

 その後、社会福祉実習で障害児療育を学び、現場で働くことの大変さを知ると同時に、さまざまな困難や辛さをもつ人の役に立てるような職に就きたいという思いが生じました。また、たとえ福祉の現場で働くことにならないとしても、社会福祉の理論や知識をもっていることは、自身のキャリアのなかで何かしら役立つと考え、試験を受けようと思いました。

受験勉強を始めるまで

 大学1年生の頃から、講義やゼミなどを通して、社会福祉士試験を受けるために必要な科目の単位を取得することで、受験勉強とは意識していなくても、基礎が蓄積されていたと思います。

 大学では8月頃に受験説明会があり、過去問を解いて傾向を知ることの大切さを教えてもらいました。説明会後に参考書を買い、科目数や出題実績を確認し、試験のイメージをつかみました。10月頃には模擬試験を受け、解説を読みながら間違えた問題の確認を行いました。

 参考書を買ったのは、8月頃でしたが、12月末まで授業や卒論の執筆があり、なかなか時間を見つけられず、本格的に受験勉強ができたのは、年明けでした。

過去問+ワーク→ノート

 試験まで1か月を切る日程のなか、まず過去問を解き、間違えた問題の解説を読みながら、その分野の知識についてワークブックで確認しノートにまとめるという作業をしました。そして、そのノートを移動時間などのすき間時間に読み、再び過去問を解くということを繰り返しました。

 時間がなかったため、例年繰り返し出題されているような標準的な内容を覚えることに力を注ぎ、込み入った内容には深入りしないようにしました。

 深入りしないために、過去問の出題実績表を参考にして、繰り返し出題されている内容を把握しました。また、間違えた問題を復習する際に、ワークブックで関連分野を読み直すときには、側注の出題実績を確認し、何度も出題されているような部分は要注意と判断していました。

模擬問+ワーク→ノート

 過去問を何度か解いた段階で、模擬問題集の問題にも挑戦し、こちらも過去問題と同様に、間違えた問題とその関連分野を、ワークブックで再確認しながらノートにまとめました。また、繰り返し間違えてしまうところは、音読をしたり、音読したものを録音して移動中に聞いたりしました。

知識を定着させる

 試験1週間前には、新たな問題に手をつけないようにし、自分でまとめたノートを繰り返し読み、知識の定着を図りました。

 1月に入ってからは1日5時間程度、試験直前の1週間は、1日7、8時間程度の勉強時間を確保していました。

焦りと開き直り

 思いのほか科目数が多く、自分で過去問や模擬問題を解くなかでは、一度も合格ラインを越えられなかったため、圧倒的に勉強時間が足りないことを痛感し、焦りました。

 それでも、「時間が足りないのは仕方ない」と開き直り、得意の分野で確実に点数をとれるよう心がけました。苦手な分野についてはある程度諦め、最低限点数がとれるようにという気持ちで、勉強しました。

苦手科目の対処

 「高齢者に対する支援と介護保険制度」「社会保障」など、制度情報が細かく複雑な科目が全体的に苦手でした。得意科目は「相談援助の基盤と専門職」や「相談援助の理論と方法」など臨床的な科目でした。

 苦手科目は、ワークブックの側注を見て、出題実績が多いところはできるだけ覚え、出題実績の少ないところは後回しにしていました。「社会保障」なら、労災保険、雇用保険、国民年金、「高齢者に対する支援と介護保険制度」なら、介護保険、介護報酬といった項目を中心に勉強をしました。

プレッシャーとモチベーション

 試験勉強の時間はなかなかとれなかったのですが、大学の友人や先生に受験することを伝えていたため「やらなければならない」というプラスのプレッシャーと「うまくいかなかったら嫌だな」というマイナスのプレッシャーどちらもがありました。

 大学の同じゼミの友人が勉強仲間で、大学で会ったときに「資格取れたらいいね」とポジティブな雑談をすることで、モチベーション向上につながりました。

試験当日

 会場では、さまざまな方法で勉強している他の受験者の姿がありました。

 自分も、開始ぎりぎりまで、自分のつくったノートを見ながら勉強しました。それでも無駄に焦らないように、他の受験生をライバルと思うのではなく、同じ目標に向かう人たちととらえ、「一緒に頑張ろう」という気持ちでいました。

これから受験する方へ

 注意しておくべきは、苦手科目です。18科目群のなかで0点科目があってはいけないため、苦手科目でも最低限得点できるようにする必要があることを試験前に痛感しました。早めの対策が大切です。

 試験を受けるのであれば、直前まで諦めないでください。私は、前日に勉強した内容が試験で出題されるということを実際に体験しました。

 ただし、自分を追い込み過ぎないようにしてください。私は「60%の点数がとれれば合格できる」と、完璧を目指さない姿勢でいることで、気持ちが楽になりました。

 そして、試験には自信を持って臨んでください。私は、勉強時間は足りなかったのですが、自分は大丈夫という前向きな気持ちで勉強を続けられたことがよかったと感じています。

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