今月のおはよう21
介護専門職の総合情報誌『おはよう21』最新号の内容をご紹介します。
注目! 介護インフルエンサー
第2回 はたつんさん(後編)
「人とのつながり」それが私の思う介護の楽しさ
SNSなどを通じて、介護の魅力やケアに必要な知識・技術を発信する「介護インフルエンサー」。前編に引き続き、YouTube「はたつん介護士」として活躍するはたつんさんにインタビューし、介護をテーマに発信をする理由や介護への思いを伺いました。
本記事は、『おはよう21』2024年6月号の「注目! 介護インフルエンサー」をもとに作成したものです。
――はたつんさんが思う介護の楽しさとは?
誰かと一緒に喜んだり、笑ったり、ときには悲しんだりして、その人の感情に触れたときに生まれる「人とのつながり」を感じられることです。
たとえば、一緒に料理をしているときの利用者さんの笑顔とか、意思疎通が難しい利用者さんが見せてくれる表情の変化を見ると、「この仕事をしていてよかった」と思います。
ただ、これは「介護職と利用者」という関係から生まれるものではなくて、「人と人」との関係から生まれるものだと思います。
だから私は、仕事というよりも、人との付き合いのなかで、その人が自分ではできないところをサポートしているだけです。
――介護で大変だったことは?
利用者さんから水分や食事の摂取を拒否されたり、意思疎通がうまくできなかったりして悩んだことがあります。
SNSのメッセージでも同じような悩みが寄せられますね。
なかには、「自分は介護に向いていない」と悩む人もいます。
そうした経験から、介護職の参考になればと思い、拒否をする利用者への声かけの動画を発信しています。
私たちが「仕事に行きたくないな」と思う日があるように、利用者さんにも拒否する理由があるんです。
なので、動画には「拒否されたからといってあなたが介護職に向いていないわけじゃない。
あきらめずにかかわれば、解決策はきっとみつかるから」という思いを込めています。
――最後に今後の目標を教えてください
介護をより深く勉強しようと思っています。
これまでは現場で働く介護職の皆さんの共感を得ることを大切にしてきましたが、今後は頑張っている介護職の気持ちを代弁したり、寄り添う存在にもなりたいです。
私も皆さんと一緒にステップアップできるように頑張ります!
はたつん
介護歴13年の介護系インフルエンサー。介護福祉士、レクリエーション介護士2級。YouTube「はたつん介護士」チャンネル登録者数4.1万人、TikTokフォロワー5.5万人。持ち前の明るさで介護職の「あるある」を中心に、利用者への声かけの仕方や現場で役立つ豆知識などを発信している。
- 「注目! 介護インフルエンサー」は『おはよう21』で連載中!
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